【概要】
世界遺産・厳島神社で行われる平安絵巻さながらの優雅な祭りです。平清盛が始めたとされ、満月の夜に管絃(音楽)を奏でながら御座船で対岸の神社などを巡幸します。
【海に浮かぶ平安絵巻】
広島県廿日市市の厳島神社で行われる祭礼です。平清盛が始めたとされ、平安時代の都の風習である「管絃の遊び」を神事に取り入れた優雅な祭りです。旧暦の6月17日の夜、満潮に合わせて行われます。煌びやかに装飾された御座船(ござぶね)が、管絃(雅楽)を奏でながら大鳥居をくぐり、社殿の周りを巡る姿は、まるで平安絵巻から抜け出たような美しさです。
【提灯の灯】
御座船は、江波や阿賀の漕ぎ船によって曳航され、対岸の地御前神社や長浜神社などへも渡御します。船には多くの提灯が灯され、瀬戸内の夜の暗い海にその光が揺らめく様は、まるで竜宮城のような幻想的な世界を作り出します。世界遺産の社殿と海と光、そして雅楽の音色が織りなす総合芸術は、見る者をいにしえの世界へと誘います。
【神事の厳粛さ】
観光的な華やかさだけでなく、神職による祝詞奏上など、厳粛な神事としての側面も重要です。潮の満ち引きという自然のリズムを利用して行われるため、自然と一体となった祭りと言えます。特に、狭い枡形に入って船を回転させる場面などは、船頭たちの高度な操船技術が必要とされ、優雅さの中にも緊張感が漂う見どころの一つです。
📅 最終更新: 2026/1/27




