日本八景は、1927年にあたる昭和二年に東京日日新聞と大阪毎日新聞が鉄道省の後援を受け、読者のはがき投票をもとに選んだ八つの景勝地です。瀑布は華厳滝、湖沼は十和田湖、山岳は雲仙岳、河川は木曽川、渓谷は上高地、海岸は室戸岬、温泉は別府温泉、平原は狩勝峠という顔ぶれで、投票総数は約九千三百万通に達しました。日本新八景とも呼ばれ、同時に日本二十五勝と日本百景も選ばれています。
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A.日本八景は、1927年にあたる昭和二年に、東京日日新聞と大阪毎日新聞が鉄道省の後援を受けて選びました。読者のはがき投票をもとにしており、投票総数は約九千三百万通に達しました。同時に日本二十五勝と日本百景も選ばれています。
A.瀑布は華厳の滝、湖沼は十和田湖、山岳は雲仙岳、河川は木曽川、渓谷は上高地、海岸は室戸岬、温泉は別府温泉、平原は狩勝峠です。八つの部門から一か所ずつ選ばれており、滝や湖から温泉、平原まで、景色の種類がそろって異なるのが特徴です。
A.峠そのものではなく、そこから見下ろす十勝平野の広がりが選ばれたからです。狩勝峠は石狩と十勝の境にあり、長い坂を登りきった先で十勝平野が地平線まで広がる眺めが評価されました。かつての鉄道の車窓は日本三大車窓に数えられてきました。
A.評価されたのは、白い奇岩の間に急流と淵が交互に現れる中流の峡谷です。この区間は、大正二年にあたる1913年に地理学者の志賀重昂がドイツのライン川に見立てて日本ラインと名付けました。愛知県犬山市の犬山橋のあたりが、その下流側の入口にあたります。
A.八か所は北海道から長崎県まで、八つの道県に一か所ずつ散らばっています。最も離れているのは雲仙岳と狩勝峠で直線距離は約1590km、最も近いのは木曽川と上高地で約110kmです。雲仙岳と別府温泉も約130kmと比較的近くにあります。