別府温泉

(べっぷおんせん)
切り替え:📍 九州大分県 別府市♨️ 温泉

【概要】

大分県別府市に湧く温泉の総称で、源泉数・湧出量ともに日本一を誇ります。狭い意味では別府駅周辺の温泉を指し、鉄輪や明礬などと並ぶ「別府八湯」の一つに数えられます。街じゅうのあちこちから白煙が立ちのぼる湯けむりの景観や、海地獄・血の池地獄などを巡る「地獄めぐり」が世界的に有名です。

【歴史】

大分県別府市に位置する別府温泉の歴史は非常に古く、8世紀初頭の『豊後国風土記』や『伊予国風土記』にも「速見の湯」として記載されており、神代の昔に少彦名命(すくなひこなのみこと)や大国主命が温泉を使って病を治したという神話が残されています。鎌倉時代や江戸時代を経て湯治場として栄え、明治以降はボーリング技術の進歩によって日本最強の温泉都市へと成長しました。

【特徴】

最大の特徴は、世界中にある11種類の泉質のうち10種類までが別府市内に存在する多様性と、温泉湧出量・源泉数ともに日本全国第1位という圧倒的な資源量です。別府駅周辺の別府温泉をはじめ、鉄輪(かんなわ)、明礬(みょうばん)、観海寺、亀川、柴石、堀田、浜脇の8つのエリアからなる「別府八湯(べっぷはっとう)」がそれぞれ独自の個性的で素晴らしい泉質と歴史を持っています。

【見どころ】

コバルトブルーに輝く「海地獄」や真っ赤な熱泥が沸き立つ「血の池地獄」、定期的に熱湯と噴気が豪快に吹き上げる「龍巻地獄」などの自然の驚異を巡る「別府地獄めぐり」は絶対に外せない王道観光です。また、鉄輪温泉の街並みから無数の白い湯けむりが空に向かって立ちのぼる幻想的な風景は、「21世紀に残したい日本の風景百選」で第2位に輝く圧巻の絶景として愛されています。

【トリビア】

別府温泉の鉄輪エリアで江戸時代から受け継がれている名物料理に、約98度もの高温の温泉蒸気を利用して魚介類や野菜を竹ざるのまま一気に蒸し上げる「地獄蒸し(じごくむし)」があります。温泉のミネラルと塩分が食材に深く染み込み、余分な油が落ちて驚くほど旨味が凝縮されるため、美味しくてヘルシーな伝統の湯治食として観光客の間で大行列ができるほどの人気を博しています。

📅 最終更新: 2026/9/26
別府温泉
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です