上高地

(かみこうち)
📍 長野県 松本市📦 その他📦 名勝📦 庭園🌿 自然

【概要】

上高地は、松本市にある特別名勝です。四季折々の美しい景観が楽しめ、多くの観光客が訪れます。日本の美を象徴する場所の一つです。

【歴史】

上高地は古くは穂高神社の奥宮が鎮座する信仰の地であり、また木材の産地として限られた人だけが立ち入る山中でした。明治期に英国人宣教師のウォルター・ウェストンが繰り返し訪れ、北アルプス登山の拠点として国内外に紹介したことで、その名が一気に広まります。1934年に中部山岳国立公園の一部となり、1952年には特別名勝および特別天然記念物に指定されました。

【特徴】

上高地は長野県松本市にあり、標高約1500メートルの高所に開けた平坦地です。梓川が運んだ土砂が谷を埋めて生まれた地形で、長さ約10キロメートル、幅約1キロメートルにわたって続いています。東に穂高連峰、南西に活火山の焼岳がそびえ、清冽な梓川の流れとケショウヤナギやカラマツの林が、日本離れした高山の景観をつくり出しています。冬は雪に閉ざされ、例年4月中旬から11月中旬までが開山期間です。

【見どころ】

上高地の象徴は梓川に架かる河童橋で、1997年に架け替えられた5代目は全長36.6メートルのカラマツ製の吊り橋です。橋の上からは奥穂高岳や前穂高岳など穂高連峰を一望できます。1915年の焼岳の噴火で梓川がせき止められて生まれた大正池では、立ち枯れの木々と朝霧が幻想的な光景を見せ、穂高神社奥宮の神域にある明神池や、湧水がつくる浅い田代池も、静かな趣を保っています。

【トリビア】

河童橋の名は、芥川龍之介が1927年に発表した小説『河童』の冒頭にこの橋が登場したことで、いっそう広く知られるようになりました。ただし橋名の由来には諸説あり、河童が住みそうな深い淵があったからとも伝わります。上高地では自然保護のため1975年からマイカーの乗り入れが全面的に規制されており、沢渡や平湯で車を降り、バスやタクシーに乗り換えて入ることになります。

📅 最終更新: 2026/9/7
上高地
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です