安の滝

(やすのたき)
📍 東北秋田県 北秋田市🌿 自然

【概要】

安の滝は、秋田県北秋田市阿仁打当の中ノ又渓谷に懸かる総落差約90mの滝で、上段約60m、下段約30mの二段に分かれて落ちます。江戸時代の享保年間、村娘ヤスと金山で働く久太郎の悲恋伝説が名前の由来と伝わります。日本の滝百選の選定時には人気投票で第2位に選ばれたとされ、駐車場から約45分で下段、さらに15分ほどで上段の滝壺に着きます。

【歴史】

安の滝は秋田県北秋田市阿仁打当の中ノ又渓谷にあり、米代川水系中ノ又沢に懸かる滝です。江戸時代の享保年間、村娘ヤスと金山で働く久太郎の恋にまつわる悲恋伝説から「ヤスの滝」と呼ばれるようになったと伝わります。恋を禁じられた久太郎は帰郷し、迎えに来るという伝言が届かなかったヤスは絶望して滝に身を投げたとされます。1990年に日本の滝百選に選ばれ、東北を代表する名瀑となりました。

【特徴】

総落差は約90mで、上段約60m、下段約30mの二段に分かれて落ちます。標高およそ800mに位置し、岩壁を幾筋にも分かれて滑り落ちる水は繊細で、水量の多い雪解け期には一枚の白布のように広がります。阿仁マタギの里として知られる山深い場所にあり、周囲はブナの原生林に包まれています。日本の滝百選の選定時には人気投票で第2位に選ばれたとされ、東北屈指の美瀑と評されています。

【見どころ】

遊歩道入口の駐車場から下段の滝まで約45分、さらに15分ほど登ると上段の滝壺に着きます。晴れた日の午後には滝に虹がかかることがあり、10月中旬から下旬の紅葉と組み合わせた景観は格別です。国道105号から県道308号、安滝林道を経てアクセスしますが、11月中旬から5月下旬までは積雪で閉鎖されます。秋田内陸線阿仁マタギ駅からは森吉山周遊乗合タクシーも利用できます。

【トリビア】

悲恋伝説の舞台であることから、恋愛成就を願って訪れる若い男女が多いといわれます。伝承では久太郎の伝言を託された友人が仲間の制裁を恐れて伝えなかったことが悲劇の原因とされ、ヤスは久太郎が捕らえられたと聞かされて滝に身を投げたと語られます。一帯はツキノワグマの生息地で、夏は虫も多いため対策が欠かせません。林道は通行止めになることもあり、北秋田市の最新情報の確認が必要です。

📅 最終更新: 2026/9/17
安の滝
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です