アシリベツの滝

(あしりべつのたき)
📍 北海道北海道 札幌市🌿 自然

【概要】

アシリベツの滝は、北海道札幌市南区の国営滝野すずらん丘陵公園内、厚別川上流に懸かる落差約26mの滝で、市内最大の規模です。名前はアイヌ語の「アシリ・ペッ」(新しい川)に由来し、地名「厚別」の語源にもなりました。1880年には開拓使が滝の水力を利用した水車器械所を建設しています。冬は青白く輝く氷瀑となり、スノーシューで訪ねることもできます。

【歴史】

アシリベツの滝は、北海道札幌市南区の国営滝野すずらん丘陵公園の渓流ゾーンにあり、石狩川水系厚別川の上流に懸かる滝です。名前はアイヌ語の「アシリ・ペッ」(新しい川)に由来し、札幌の地名「厚別」の語源でもあります。1880年(明治13年)には開拓使がこの滝の水力を利用した水車器械所を建設しましたが、1886年に北海道庁の方針で事業は終了しました。1990年に日本の滝百選に選ばれています。

【特徴】

落差は約26mで、札幌市内では最大の滝です。向かって右側の雄滝と左側の雌滝に分かれ、二筋の流れが岩壁を落ちます。数万年前の支笏カルデラの大噴火で厚別川源流部は軽石流などの火山噴出物に覆われ、その後、溶結の弱い部分が川に削られて峡谷となり、固く溶結した部分が柱状節理の崖として残って滝になりました。滝の上を道道341号が通っているのも特徴です。

【見どころ】

公園の渓流口駐車場から渓流沿いの道を約1km歩くと滝に着きます。滝壺近くまで近づけるため、水しぶきの涼しさを間近に感じられます。渓流ゾーンには鱒見の滝、白帆の滝、不老の滝もあり、四つの滝を巡る散策が楽しめます。冬は12月下旬頃から滝が凍り始め、大寒の頃には青白く輝く氷瀑になります。園内はスノーワールドとして冬も営業し、スノーシューを履いて氷瀑を訪ねることもできます。

【トリビア】

滝野すずらん丘陵公園は北海道で唯一の国営公園で、1983年に一部開園しました。アシリベツの滝がある渓流ゾーンは公園の中でも入園無料のエリアで、滝だけを見るなら気軽に訪れることができます。かつて開拓使が置いた水車器械所の跡は、札幌の産業黎明期を伝える歴史の一コマです。地下鉄真駒内駅からバスで行けるため、大都市から最も近い日本の滝百選の一つとして親しまれています。

📅 最終更新: 2026/9/17
アシリベツの滝
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です