長安寺(寿老人)

(ちょうあんじ)
📍 関東東京都 台東区⛩️ 寺社🎭 文化

#アフィリエイト広告 このページには広告(アフィリエイトリンク)が含まれています

【概要】

長安寺は、東京都台東区にある谷中の寺町の一角に建つ臨済宗妙心寺派の寺院で、谷中七福神の寿老人を祀ります。寛文9年の1669年に曹洞宗の僧である老山が開いたと伝わり、のちに臨済宗へ改めました。寿老人像は徳川家康の寄進と伝わる寄木造の坐像です。境内には台東区の文化財に指定された中世の板碑や、日本画家の狩野芳崖の墓があります。

【歴史】

長安寺(寿老人)の縁起には、ひとりの老翁が登場します。寛文9年にあたる1669年、曹洞宗の僧である老山が、老翁の営む長安軒という庵に泊まり、その堂を譲り受けて寺を開いたと伝えられます。その後、第3世の住職の代に臨済宗へ改め、いまは臨済宗妙心寺派に属しています。寺の多い谷中のなかでも、庵から始まったという素朴な成り立ちを今に伝える禅寺です。

【特徴】

長安寺の寿老人は、徳川家康の寄進と伝わる寄木造の坐像で、左の脇に鹿を従えた姿をしています。寿老人は長寿をつかさどる神で、杖と巻物を手にした老人の姿で描かれ、連れている鹿も長寿の象徴とされます。ふだんは堂内に祀られ、谷中七福神めぐりの時期に開帳されます。禅寺らしい簡素な境内で、長寿を願う参詣者が静かに手を合わせる光景が見られます。

【見どころ】

境内には、鎌倉時代から室町時代にかけての板碑4基が伝わり、台東区の文化財に指定されています。板碑は阿弥陀仏や弥陀三尊を刻んだ平たい石の供養塔で、長安寺が開かれる前にこの地にあった真言宗の寺に由来するものと推測されています。江戸時代に始まる寺の歴史よりもさらに古い祈りの跡が、谷中の小さな禅寺に残されていることになります。

【トリビア】

長安寺の墓地には、明治の日本画家である狩野芳崖と妻ヨシが眠っています。芳崖は悲母観音で知られ、フェノロサや岡倉天心とともに東京美術学校、のちの東京藝術大学の創立に力を尽くしましたが、開校を待たずに世を去りました。本堂の前には大正6年に建てられた狩野芳崖翁碑が立ち、上野の美術学校にほど近い谷中の地で、近代日本画の先駆者をしのぶことができます。

📅 最終更新: 2026/10/20
長安寺(寿老人)
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です