【概要】
姥ケ滝は、石川県白山市中宮の蛇谷にある落差約76メートル、幅約40メートルの分岐瀑で、傾斜した岩盤の上を無数の細い流れが滑り落ちる姿を老婆の白髪に見立てて名付けられました。1977年の白山スーパー林道(現・白山白川郷ホワイトロード)開通で訪れやすくなり、滝の目の前には滝を眺めながら足湯に浸かれる天然の露天風呂「親谷の湯」が湧いています。
【歴史】
姥ケ滝は、石川県白山市中宮の渓谷・蛇谷にある滝で、手取川水系尾添川の流域に懸かります。1977年に白山スーパー林道が開通して容易に訪れられるようになり、1990年に石川県で唯一の日本の滝百選に選ばれました。滝の名は、数万条にも分かれて流れ落ちる白い筋を、老婆が白髪を振り乱した姿に見立てたことに由来するとされます。白山スーパー林道は2015年4月に白山白川郷ホワイトロードと改称されました。
【特徴】
落差は約76m(111mとする資料もあります)、幅は約40mから最大100mともいわれ、傾斜した岩盤の上を無数の細い流れが滑り落ちる分岐瀑です。岩肌をなめらかに撫でるように広がる姿が姥ケ滝の特徴で、白髪を思わせる繊細な流れが名の由来になりました。滝の目の前には天然の露天風呂「親谷の湯」が湧き、滝を眺めながら足湯に浸かれる場所として知られています。周辺は白山手取川ジオパークの見どころの一つです。
【見どころ】
ホワイトロードの蛇谷園地駐車場から整備された遊歩道を下り、片道約15分で親谷の湯と姥ケ滝の前に着きます。往復は1時間強を見ておくと安心です。夏の深い緑、秋の紅葉に彩られた渓谷と滝の組み合わせは見事で、ホワイトロード沿いにはふくべの大滝など複数の滝も点在します。道路は例年6月上旬から11月上旬の開通で、冬季は閉鎖され、二輪車は通行できません。親谷の湯は利用中止となる場合があり、事前確認が必要です。
【トリビア】
白山白川郷ホワイトロードは石川県白山市尾添と岐阜県側の白川郷を結ぶ延長33.3kmの有料道路で、世界遺産の白川郷へ抜けるドライブルートとして人気です。姥ケ滝の落差については76mと111mという二つの公称値が併存しており、測り方の違いによるものと考えられています。親谷の湯は源泉が湧く河原にある無料の野天風呂で、混浴の湯船と足湯があり、滝を正面に望む珍しい湯として知られます。
