轟九十九滝

(とどろきくじゅうくたき)
📍 徳島県 海陽町📦 その他🌿 自然📦 📦 百選

【概要】

轟九十九滝は、徳島県海陽町の王余魚谷川に連なる滝群の総称で、主瀑の本滝は落差約58メートルと徳島県一を誇ります。滝は轟神社の摂社である本滝神社のご神体として崇められ、毎年11月第2日曜日の秋祭りでは神輿が約140段の石段を駆け下りて滝壺に飛び込む滝渡御が行われます。本滝から鍋割滝まで約1.5キロの遊歩道が続きます。

【歴史】

轟九十九滝は、徳島県海陽町の海部川支流である王余魚谷川に懸かる滝群の総称で、「九十九」は数が多いことを意味します。主瀑の轟の滝は本滝、あるいは王余魚滝とも呼ばれ、滝そのものが轟神社の摂社である本滝神社のご神体として崇められてきました。轟神社は天正19年(1591年)に修験者の吉祥院興栄が創建したと伝わり、水を司る水波女命などを祀ります。1990年には日本の滝百選に選定されました。

【特徴】

轟九十九滝の本滝は落差約58メートル、幅約5メートルで、徳島県一の落差を誇ります。両側を岩壁に挟まれた狭い谷に垂直に落ちる姿は、滝というより巨大な岩の裂け目から水が噴き出すように見え、幽玄な雰囲気を漂わせます。本滝の上流には二重の滝、横見の滝、船滝、丸渕滝、鳥返滝、大烏小烏滝、三十三才滝、鍋割滝などが連なり、源流は標高1119メートルの吉野丸です。

【見どころ】

轟神社の参道を進むと、本滝が岩壁の奥から姿を現します。滝壺の手前まで近づくことができ、水しぶきと轟音を全身で浴びられます。本滝から鍋割滝までは約1.5キロ、片道1時間ほどの遊歩道が整備され、個性ある滝を順に巡れます。最大の見どころは毎年11月第2日曜日の秋祭りで、白装束の若衆が担ぐ神輿が約140段の石段を駆け下り、本滝の滝壺に飛び込む「滝渡御」は勇壮そのものです。

【トリビア】

轟九十九滝の秋祭りは400年以上受け継がれてきたとされ、神輿ごと滝壺に入る祭りは全国でも珍しいものです。滝壺で健康・安全・平和を祈願する滝渡御の光景は多くの写真愛好家を集めます。川の名にある「王余魚」はカレイを表す漢字で、海陽町の山中に海の魚の名が残る珍しい例です。轟の滝の名は水音が轟くことから付いたとされ、その名の通り水音が谷全体を震わせます。

📅 最終更新: 2026/9/13
轟九十九滝
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です