棚下の不動滝

(たなしたのふどうたき)
📍 関東群馬県 渋川市🌿 自然

【概要】

棚下の不動滝は、群馬県渋川市にある落差37メートルの雄滝と落差40メートルの雌滝からなる滝で、赤城山の溶岩がつくった崖の裏側が洞窟状に浸食され、水の幕越しに外を眺められる裏見の滝として知られます。滝裏には不動明王を祀る不動院の奥院があり、東日本大震災で参道が崩落したのち、2020年8月に見学が再開されました。

【歴史】

棚下の不動滝は群馬県渋川市にある滝で、滝の裏側の崖下に不動明王を祀る不動院の奥院があり、古くから信仰の場として親しまれてきました。平成2年(1990年)には日本の滝百選に選ばれています。平成23年(2011年)3月11日の東日本大震災では本堂から奥院へ続く参道の側面が大崩落して通行止めとなり、2019年に完成した新参道も直後の大雨で被災し、令和2年(2020年)8月に見学が再開されました。

【特徴】

雄滝と雌滝の二つからなり、雄滝は落差37メートル、幅約2メートル、雌滝は落差40メートル、幅約1メートルです。赤城山の溶岩が造った崖を流れ落ちる雄滝は、滝の裏側の岩壁が浸食されて洞窟状になっているため、滝の裏へ回って水の幕越しに外を眺められる裏見の滝として知られます。雌滝は雄滝の北側にあり年間を通じて水量が少なく、近づく道は整備されていないため駐車場からの道中に遠望するのみです。

【見どころ】

駐車場から参道を10分ほど歩くと不動堂を経て雄滝の直下に着き、付け替えられた階段を上って滝裏の奥院へ入ると、頭上から落ちる水の幕と洞窟の岩肌が織りなす神秘的な光景に包まれます。周辺には利根川が刻んだ美しい河岸段丘が広がり、上越線の車窓からも棚下の不動滝の姿を眺められます。新緑や紅葉の季節はもちろん、水量が増す雨上がりには迫力が増し、冬には凍りついた氷柱が岩壁を飾ります。

【トリビア】

棚下の不動滝は関越自動車道赤城インターから車で約20分、上越線津久田駅からは徒歩35分ほどで、公共交通でも訪れやすい百選の滝です。震災で参道が失われてから再開までに約10年を要し、その間は立ち入り禁止が続いたため、再開時には久しぶりの裏見の滝を目当てに多くの参拝者が訪れました。滝裏の奥院に不動明王を祀る形は、滝を修行の場とした山岳信仰の名残と伝わります。

📅 最終更新: 2026/9/17
棚下の不動滝
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です