称名滝

(しょうみょうだき)
📍 中部富山県 立山町🌿 自然

【概要】

称名滝は、富山県立山町の常願寺川水系称名川に懸かる四段の滝で、総落差350メートルは日本一、最下段の第四段だけでも126メートルあります。名は法然が轟音を称名念仏の声として聞いたことに由来すると伝わり、1973年に国の名勝・天然記念物となりました。雪解け水の豊富な4〜5月には右側に落差約500メートルのハンノキ滝が出現し、滝見台まではしぶきが届きます。

【歴史】

称名滝は、富山県立山町の立山連峰を源とする常願寺川水系称名川に懸かる滝です。滝の名は、浄土宗の開祖・法然が滝の轟音を「南無阿弥陀仏」と唱える称名念仏の声として聞いたことに由来すると伝わり、古くから立山信仰と結びついてきました。1945年には水力発電の取水施設が計画され、第三段の滝つぼ横に掘削跡が残ります。1973年に国の名勝および天然記念物に指定され、1990年に日本の滝百選に選ばれました。

【特徴】

総落差350mは日本一で、第一段70m、第二段58m、第三段96m、第四段126mの四段からなり、滝幅は10〜15m、滝つぼは直径約60m、深さ約6mに達します。約10万年前には現在より約15km下流にあり、弥陀ヶ原台地をつくる溶結凝灰岩を年間約10cmずつ削りながら後退して称名峡谷を形成しました。2005年頃から第四段に新たな段差が現れ、称名滝は五段の滝になりつつあることも報告されています。

【見どころ】

称名平の駐車場から称名川沿いの道を約1.3km、徒歩30分ほど歩くと滝見台に着き、滝つぼから上がる水しぶきが届くほどの迫力を体感できます。雪解け水が豊富な4〜5月には、称名滝の右側に落差約500mのハンノキ滝が出現し、水量がさらに増すとその右にソーメン滝も現れます。道路は冬季閉鎖され、開通期間中は季節限定のシャトルバスも運行されます。峡谷沿いには高さ約500mの断崖「悪城の壁」が続きます。

【トリビア】

称名滝は日本の滝百選のほか「日本の音風景100選」にも選ばれ、日光の華厳滝、熊野の那智滝と並んで日本三大名瀑に数えられることもあります。ハンノキ滝は落差約497mで称名滝より高いものの、雪解け期しか現れないため、常時流れる滝としての落差日本一は称名滝とされています。周辺の年間降水量は約6000mmに達し、豊富な水がこの巨大な滝と峡谷を育ててきました。滝見台への道からは立山の山並みも望めます。

📅 最終更新: 2026/9/17
称名滝
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です