震動の滝

(しんどうのたき)
📍 九州大分県 九重町🌿 自然

【概要】

震動の滝は、大分県九重町の九酔渓に懸かる雄滝と雌滝からなる滝で、雄滝は落差83メートル、雌滝は落差93メートルとされます。落水の勢いで周囲が震動するように感じられることが名の由来で、1486年の船岡新宮八幡縁起にも登場します。2006年に開通した長さ390メートルの九重夢大吊橋の中央から、二つの滝を一望できます。

【歴史】

震動の滝は、大分県九重町の九酔渓にある滝で、1990年(平成2年)に日本の滝百選へ選ばれました。その存在は古くから知られ、室町時代の1486年(文明18年)に書かれた船岡新宮八幡縁起に登場するほか、江戸時代後期の1804年(文化元年)に成った地誌の豊後国志にも記されています。豊後を代表する名瀑として、長く人々に語られてきた滝です。

【特徴】

震動の滝は玖珠川の上流、九酔渓の深い谷に懸かる滝で、雄滝と雌滝からなります。雄滝は落差83メートル、雌滝は落差93メートルとされます。雄滝は水量が多く、落水の勢いによって周囲が震動するかのように感じられることが、震動の滝という名の由来です。雄滝の滝壺は1600平方メートルもの広さがあり、その周辺からは約38度の温泉が湧き出しています。

【見どころ】

滝を望む最良の場所は、2006年10月に開通した九重夢大吊橋です。標高777メートルの位置に架かる歩行者専用の吊橋で、長さは390メートル、川床からの高さは173メートルに達します。橋の中央から眺めると、九酔渓の深い緑の谷に雄滝と雌滝が並んで落ちる姿を一望できます。新緑と紅葉の時期はとりわけ人出が多く、行列ができることもあります。

【トリビア】

九酔渓は十三曲がりと呼ばれる急カーブの続く道で知られ、深い谷に沿って原生林が広がる紅葉の名所です。震動の滝は谷が険しく近づきにくいため、長らく全景を望むことが難しい滝でしたが、吊橋の完成によって多くの人が目にできるようになりました。名の由来となった水の轟きは、条件によっては橋の上まで届くこともあるといいます。

📅 最終更新: 2026/9/17
震動の滝
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です