四十三万滝

(しじゅうさんまんたき)
📍 九州熊本県 菊池市🌿 自然

【概要】

四十三万滝は、熊本県菊池市の菊池渓谷を代表する落差10メートルほどの滝で、阿蘇外輪山に降った雨が地下を巡って湧き出すため源流部ながら水量が豊かで、夏でも冷たいです。名の由来は昭和のはじめの景勝地人気投票で四十三万票を集めたという説と、一日の水量が四十三万石にちなむという説があります。周辺には掛幕の滝や天狗滝が連続します。

【歴史】

四十三万滝は、熊本県菊池市の菊池渓谷にある滝で、1990年(平成2年)に日本の滝百選へ選定されました。菊池渓谷は阿蘇の外輪山の西麓に広がる菊池川の源流域で、古くから避暑地として親しまれてきました。名水百選や水源の森百選などにも選ばれており、四十三万滝はその渓谷を代表する滝として、訪れる人に最もよく知られた存在となっています。

【特徴】

四十三万滝の落差は10メートルほどで、百選の滝としては小ぶりですが、源流部にありながら水量が豊かなことに驚かされます。外輪山に降った雨が地下を巡って湧き出すため、水は夏でもひんやりと冷たいです。滝の周辺には落差20メートルの掛幕の滝、8メートルの天狗滝、5メートルの黎明の滝などが連続し、渓谷全体が滝と瀬と淵の回廊となっています。

【見どころ】

菊池渓谷には遊歩道が整備され、木漏れ日の差す原生林の中を歩きながら四十三万滝までたどり着けます。ミズナラやカエデの大木が谷を覆い、光の筋が水面に落ちる情景は写真の愛好家にも人気が高いです。新緑の5月と紅葉の11月がとりわけ美しく、夏は涼を求める人でにぎわいます。渓谷は自然保護のため入口で協力金を納める仕組みが設けられています。

【トリビア】

四十三万という変わった名の由来には、二つの説が伝わっています。一つは昭和のはじめに地元の新聞社が行った景勝地の人気投票で、この滝が四十三万票を集めて第一位になったからという説です。もう一つは、一日の平均水量が四十三万石ほどで変わらないことにちなむという古老の話で、いずれにせよ数字がそのまま名になった珍しい滝といえます。

📅 最終更新: 2026/9/17
四十三万滝
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です