龍頭八重滝

(りゅうずやえだき)
📍 中国島根県 雲南市🌿 自然

【概要】

龍頭八重滝は、島根県雲南市掛合町にある龍頭が滝と八重滝という二つの瀑布群の総称で、二つの滝群をひとつとして百選に数えた珍しい例です。龍頭が滝の雄滝は落差約40mで滝観音を祀る岩窟から裏見でき、八重滝は猿飛滝から八汐滝まで八つの滝が約1.5キロにわたって連続し、片道35分ほどの遊歩道で個性の異なる滝を順に巡れます。

【歴史】

龍頭八重滝は、島根県雲南市にある龍頭が滝と八重滝という二つの瀑布群の総称で、いずれも掛合町に位置します。1990年(平成2年)には日本の滝百選に選定されました。龍頭が滝の裏側の岩窟には古くから滝観音が祀られ、信仰の場として親しまれてきたと伝わります。一帯は竜頭八重滝県立自然公園に指定され、遊歩道が整備されています。中国山地の奥深い谷に懸かる滝は、出雲地方の名瀑として長く語り継がれてきました。

【特徴】

龍頭が滝は斐伊川水系滝谷川に懸かり、上流の雄滝と下流の雌滝からなります。雄滝は落差約40メートルの直瀑で、滝壺の裏側が洞窟状に大きくえぐれた「裏見の滝」として知られます。一方の八重滝は三刀屋川上流の民谷川にあり、下流から猿飛滝、滝尻滝、紅葉滝、河鹿滝、姥滝、姫滝、八塩滝、八汐滝と八つの滝が約1.5キロにわたって連続し、最上流の二つは合わせて落差約40メートルとされます。

【見どころ】

龍頭八重滝の最大の見どころは、龍頭が滝の雄滝を岩窟の内側から眺める裏見の景観です。滝観音が祀られた洞窟から見上げる水のカーテンは迫力満点で、遊歩道脇には巨大な老杉が並び、深山の趣を添えています。八重滝は駐車場から八汐滝まで沢伝いに約1.1キロ、片道35分ほどの遊歩道が延びており、姫滝や姥滝など個性の異なる滝を順に楽しめます。新緑と紅葉の季節はとくに彩り豊かです。

【トリビア】

八重滝の八つの滝には、老女の髪のように水しぶきが散る姥滝、可憐な姫滝など、それぞれの姿にちなんだ名前が付けられています。龍頭が滝の名は、滝の姿を龍の頭に見立てたものと伝わり、雲南市には他にも雲見の滝など多くの滝があって、滝めぐりの地として知られます。龍頭八重滝は二つの滝群をひとつとして百選に数えた珍しい例で、両方を訪ねてはじめて全貌がわかります。

📅 最終更新: 2026/9/17
龍頭八重滝
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です