龍双ケ滝

(りゅうそうがたき)
📍 福井県 池田町📦 その他🌿 自然📦 📦 百選

【概要】

龍双ケ滝は、福井県池田町の部子川と稗田川の合流点にある落差約60メートル、幅約20メートルの分岐瀑で、幾筋にも分かれた水が岩肌を絹布のように滑り落ちます。名は近くに住んだ修行僧・龍双坊に由来すると伝わり、滝壺の龍が雨を伴って天に昇るという伝説から雨乞いの場とされました。駐車場から徒歩5分で滝壺のそばまで近づけ、下流には甌穴群があります。

【歴史】

龍双ケ滝は、福井県池田町の山中、九頭竜川水系足羽川の支流・部子川と稗田川の合流点にある滝です。名は、かつてこの近くに龍双坊という修行僧が住んでいたことに由来すると伝わります。滝壺には龍が住み、日照りの時には雨を伴って滝を昇り天に向かったという伝説があり、地元の人々は滝壺に供え物や酒を捧げて雨乞いをしたと伝えられます。1990年、福井県から唯一の日本の滝百選に選ばれ、町を代表する名所となりました。

【特徴】

落差約60m、幅約20mの分岐瀑で、岩肌をなだらかに滑るように流れ落ちます。豪快さよりも繊細で優美な姿が持ち味で、幾筋にも分かれて岩を伝う水が白い絹布のように見えます。夏から秋にかけては木々の緑と滝の白の対比が鮮やかで、秋には紅葉が渓谷を彩ります。下流には流れが岩を削ってつくった甌穴群があり、水と樹木が織りなす景観を楽しめます。龍双ケ滝から流れ出た川は龍双川とも呼ばれています。

【見どころ】

滝の約200m下流に駐車場があり、そこから徒歩5分ほどで滝前に立てる手軽さが魅力です。滝壺のすぐそばまで近づけ、しぶきを浴びながら間近に龍双ケ滝を見上げることができます。アクセスは池田町から国道476号を経て福井県道34号松ケ谷宝慶寺大野線を利用しますが、県道は例年11月下旬から4月上旬まで冬季通行止めとなり、この期間は雪中を歩くほかありません。新緑の初夏と紅葉の秋が最適な訪問時期です。

【トリビア】

龍双ケ滝は、滝の白い泡が龍の姿に見えたことから「龍双坊滝」と呼ばれるようになったという説もあり、龍双坊は洪水を防ぐ工夫をした僧とも伝えられます。福井県内で日本の滝百選に選ばれた滝はこの一つだけで、県外からも滝愛好家が訪れます。下流の甌穴は、川底の石が水流で回転しながら岩を削ってできた丸い穴で、大小の甌穴が群をなす光景は滝とあわせて見逃せません。冬季閉鎖前の11月は静かに滝と向き合える季節です。

📅 最終更新: 2026/9/13
龍双ケ滝
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です