【概要】
龍門滝は、鹿児島県姶良市の網掛川下流部に懸かる落差約46メートル、幅約43メートルの滝で、高さと幅がほぼ等しく、水が岩肌を薄く広く滑り落ちます。名は唐の人々が中国の龍門の滝を見るようだと称えたことに由来すると伝わります。向かいには市の文化財である滝観音が祀られ、夜間のライトアップでは白く浮かび上がる姿を楽しめます。
【歴史】
龍門滝は鹿児島県姶良市に懸かる滝で、1990年に日本の滝百選へ選ばれました。その名は、この地を訪れた唐の人々が「中国の龍門の滝を見るようだ」と称えたことに由来すると伝わります。中国の龍門は黄河上流の峡谷を指し、難関を突破することを意味する「登竜門」という言葉の語源にもなった場所であり、薩摩でも古くから知られた名所だったのです。
【特徴】
加治木の市街を流れて錦江湾へ注ぐ網掛川の下流部に懸かり、落差は約46メートル、幅は約43メートルに達します。高さと幅がほぼ等しいため、水が岩肌を薄く広く滑り落ちる堂々とした構えとなります。水量の多い日には岩壁の全面が白く覆われ、少ない日には幾筋にも分かれて流れるなど、季節や天候によって表情が大きく変わるのも龍門滝の魅力です。
【見どころ】
滝と向かい合う位置には市の文化財に指定された滝観音が祀られており、参拝を兼ねて滝を望むことができます。展望所からは滝口から滝壺までを正面に見渡せ、夏には水しぶきが涼を運んでくれます。夜間にはライトアップが行われ、闇の中に白く浮かび上がる幻想的な姿も見どころです。周辺は公園として整備されており、家族連れでも気軽に立ち寄れます。
【トリビア】
「登竜門」の語源となった中国の故事にちなむ名を持つことから、この滝は立身出世や合格祈願と結び付けて語られることもあります。加治木は薩摩藩の要地として栄えた土地で、街道沿いの名所として旅人の目を楽しませてきた歴史があります。高速道路のインターチェンジからも近く、鹿児島市街から日帰りで立ち寄れる手軽さも人気の理由です。
