西椎屋の滝

(にししいやのたき)
📍 九州大分県 玖珠町🌿 自然

【概要】

西椎屋の滝は、大分県玖珠町と宇佐市院内町の境界付近、日出生川の断崖に懸かる落差約86メートルの直瀑で、古くは鎮西第一と賞され、東椎屋の滝、福貴野の滝とともに宇佐の三瀑と呼ばれます。駐車場から急な歩道を約400メートル下った観瀑台から全景を見上げられます。上流の日出生ダム建設に伴い、落口周辺の景観は変化したと指摘されています。

【歴史】

西椎屋の滝は、1990年に選定された日本の滝百選に名を連ねる大分県玖珠町の名瀑です。古くは「鎮西第一」と賞されるほどの豪瀑として知られ、江戸期以降に景勝地として数え上げられた耶馬渓六十六景では「西椎屋の滝の景」に挙げられてきました。東椎屋の滝、福貴野の滝とあわせて「宇佐の三瀑」と呼ばれ、この地域を代表する三本の滝として長く親しまれています。

【特徴】

日出生川が刻んだ渓谷の断崖を、水がほとんど一直線に落ちてゆく直瀑で、落差は約86メートルとされます。資料によっては83メートルと記すものもありますが、いずれにせよ九州でも屈指の高さを誇ります。滝は玖珠町と宇佐市院内町の境界付近に懸かり、周囲は切り立った岩壁と深い樹林に囲まれています。西日本一の名瀑と評されることもある堂々たる姿です。

【見どころ】

国道387号沿いに案内があり、駐車場から急な歩道を約400メートル下ると観瀑台にたどり着きます。正面から滝の全景を見上げられる位置で、水量の多い梅雨どきには轟音とともに白い水柱が立ち上がります。新緑と紅葉の時期は渓谷全体が色づき、深い谷とあいまって迫力がいっそう増します。足元が滑りやすいため、歩きやすい靴と雨具の備えが欠かせません。

【トリビア】

滝の上流には農業用水を確保する日出生ダムが築かれており、その建設に伴う落口周辺の大規模な開発によって往時の景観は変化したと指摘されています。それでも西椎屋の滝の落差そのものは失われておらず、宇佐の三瀑のなかでは最も豪快な一本と評されます。急坂の遊歩道は通行止めになることもあるため、訪問前に状況を確認しておくと安心です。

📅 最終更新: 2026/9/17
西椎屋の滝
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です