七ツ釜滝

(ななつがまたき)
📍 近畿三重県 大台町🌿 自然

【概要】

七ツ釜滝は、三重県大台町の大杉谷にかかる段瀑で、総落差120m以上、幅約15mの岩壁に丸く削られた釜が段状に連なります。到達するには大杉谷登山口から鎖場や吊り橋が続く登山道を桃の木山の家まで3〜4時間、さらに40分ほど歩く必要があり、百選の中でも到達難度が最も高い部類に入るため、山小屋泊で往復するのが一般的です。

【歴史】

七ツ釜滝は三重県大台町の大杉谷にかかる滝で、宮川水系の源流部に位置します。大杉谷は黒部峡谷、清津峡と並ぶ日本三大峡谷の一つとされ、吉野熊野国立公園に含まれます。滝は1990年に日本の滝百選に選ばれました。2004年の豪雨では光滝と七ツ釜滝の間で大規模な岩雪崩が起こり、登山道は甚大な被害を受けて長期の通行止めとなりましたが、復旧工事を経て再び通行できるようになりました。

【特徴】

名前の通り複数の釜(滝壺)を段状に連ねた段瀑で、総落差は120m以上、幅は約15mとされます。深い峡谷の岩壁を階段状に流れ落ち、各段に丸く削られた釜が並ぶ姿は他に類を見ません。大杉谷は降水量の多い大台ヶ原の東側に位置し、豊富な水量が滝を絶えず潤しています。エメラルド色の淵と切り立った岩壁、苔むした原生林が織りなす景観は峡谷全体の白眉とされています。

【見どころ】

滝を見るには大杉谷登山口から登山道を歩く必要があり、宮川第三発電所を起点に千尋滝やシシ淵、ニコニコ滝を経て桃の木山の家まで約3〜4時間、そこから七ツ釜滝までさらに40分ほどかかります。展望所から段状の釜を見下ろす眺めは格別で、日帰りは難しいため山小屋泊で往復するのが一般的です。鎖場や吊り橋が続く本格的な登山道で、装備と経験が求められます。

【トリビア】

大杉谷は登山道全体が秘境と呼ばれる険しさで、日本の滝百選の中でも到達難度が最も高い部類に入ります。七ツ釜滝周辺は転落事故が多発したため、一部区間には手すり鎖を二段にしたコンクリート階段が整備されました。桃の木山の家は谷の中間に位置する山小屋で、往復する登山者の拠点となっています。大杉谷から大台ヶ原へ抜ける縦走路は三重県と奈良県を結んでいます。

📅 最終更新: 2026/9/17
七ツ釜滝
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です