七ツ釜五段の滝

(ななつがまごだんのたき)
📍 中部山梨県 山梨市🌿 自然

【概要】

七ツ釜五段の滝は、山梨県山梨市の西沢渓谷にある笛吹川源流部の滝で、五段の滝と七つの釜が連続し、花崗岩の白い岩盤の上を流れる水がコバルトブルーやエメラルドグリーンに見えます。渓谷入口から徒歩約2時間、帰路は1968年まで木材を運んだ森林軌道・三塩軌道の跡を歩き、12月1日から4月下旬までは冬季閉鎖となります。

【歴史】

七ツ釜五段の滝は、山梨県山梨市の西沢渓谷にある滝で、秩父多摩甲斐国立公園内、富士川水系笛吹川の源流部に位置します。西沢渓谷は奥秩父の国師ヶ岳などを水源とし、かつては県有林の木材を搬出する森林軌道「三塩軌道」が1933年から1968年まで運行されていました。軌道の廃止後は渓谷の観光整備が進み、1990年に七ツ釜五段の滝が日本の滝百選に選ばれ、渓谷のシンボルとして知られるようになりました。

【特徴】

名の通り五段の滝と七つの釜(滝壺)が連続する滝で、落差は約30mとされますが、資料によって数値に幅があります。花崗岩の白い岩盤の上を流れる水は、光の屈折によってコバルトブルーやエメラルドグリーンに見え、渓谷美の象徴として写真愛好家にも人気です。西沢渓谷全体が「森林浴の森100選」に選ばれ、森林セラピー基地にも認定されるなど、七ツ釜五段の滝は豊かな森と一体の景観をつくっています。

【見どころ】

西沢渓谷入口から七ツ釜五段の滝までは徒歩約2時間、渓谷を一周する約10kmのコースは4時間前後かかります。途中には三重の滝や竜神の滝、恋糸の滝など大小の滝が連続し、帰路は旧森林軌道跡を歩く緩やかな道が使われます。新緑は5月下旬から6月、シャクナゲは5月上旬、紅葉は10月中旬から11月上旬が見頃です。12月1日から4月下旬までは冬季閉鎖となるため、訪問時期には注意が必要です。

【トリビア】

三塩軌道は全長約30kmで、木材を積んだトロッコが勾配と手ブレーキだけで山を下り、帰りは馬が引き上げたと伝わります。今も遊歩道脇にレールが残り、廃線跡を歩けるハイキングコースとして人気があります。西沢渓谷は反時計回りの一方通行が推奨され、落石に備えたヘルメットの着用も呼びかけられています。七ツ釜五段の滝は「七ッ釜五段の滝」とも表記され、資料によって名前の表記に揺れがあることも知られています。

📅 最終更新: 2026/9/17
七ツ釜五段の滝
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です