【概要】
七滝は、秋田県小坂町の荒川川に懸かる落差約60mの段瀑で、岩壁を七段に折れ曲がりながら落ちる姿から名づけられました。滝の左手には龍神を祀る七滝神社が鎮座し、禁忌を破って龍神の怒りを買った地主が社を建てたという伝承が残ります。樹海ライン沿いの道の駅こさか七滝から徒歩1分ほどで滝前に着き、登山装備なしで訪れられる手軽さが魅力です。
【歴史】
七滝は秋田県小坂町の十和田湖外輪山付近を源とする荒川川(米代川水系)に懸かる滝で、七段に分かれて流れ落ちることがその名の由来です。滝の左手には龍神を祀る七滝神社が鎮座し、古くから信仰の対象となってきました。伝承では、高清水の大地主・昆孫左衛門が滝に薪を投げ入れる禁忌を破って龍神の怒りを買い、その怒りを鎮めるために社を建てたのが神社の始まりとされます。1990年に日本の滝百選に選ばれました。
【特徴】
落差は約60mで、岩壁を七段に折れ曲がりながら落ちる段瀑です。小坂町中心部と十和田湖を結ぶ樹海ライン(秋田県道2号)沿いにあり、道路のすぐ脇から滝の全景を見られる手軽さが大きな特徴です。滝の下には芝生の広場や水車小屋、滝壺近くまで渡れる橋が整備され、七滝神社と水車を前景にした滝の眺めは風情があり、東北の百選滝の中でも最も訪れやすい滝の一つといえます。
【見どころ】
隣接する道の駅こさか七滝から徒歩1分ほどで滝前に着き、無料駐車場は大型車にも対応しています。芝生広場からは滝の全景を、橋の上からは飛沫が届く滝壺を間近に眺められ、角度を変えるごとに七段の表情が変わります。新緑の5〜6月と紅葉の10月が最も美しく、十和田湖観光や小坂鉱山の産業遺産めぐりと組み合わせて立ち寄る人が多い立地です。
【トリビア】
七滝神社に祀られる龍神は商売繁盛の神としても信仰され、伝承では傲慢な地主が夢の中で龍神に警告されたと伝わります。滝の源流は鹿角市十和田山根の杉沢山麓にあり、水は荒川川を経て米代川へ注ぎます。JR花輪線十和田南駅から車で約25分、東北自動車道小坂ICから約15分と、百選滝の中では珍しく登山装備が不要で、スニーカーのままで訪れられる滝です。
