桑ノ木の滝

(くわのきのたき)
📍 近畿和歌山県 新宮市🌿 自然

【概要】

桑ノ木の滝は、和歌山県新宮市相賀の桑ノ木谷に懸かる落差約21m、落口の幅約8mの直瀑で、かつて周囲に桑の木が多く生えていたことが名の由来とされます。熊野地方から選ばれた百選の滝の中では最も落差が低い分ごく近くから眺められ、吊橋を渡り杉林の沢沿いを15〜20分歩くと苔むした岩に囲まれた滝前に着きます。

【歴史】

桑ノ木の滝は和歌山県新宮市相賀の桑ノ木谷に懸かる滝で、熊野川支流の高田川、さらにその支流にあたる谷にあります。滝の周囲にかつて桑の木がたくさん生えていたことが名前の由来とされます。1990年に日本の滝百選に選定され、熊野地方から選ばれた四つの滝の一つとして、熊野を代表する名瀑に数えられています。山深い熊野の谷にありながら遊歩道が整えられ、気軽に訪ねられる滝として親しまれてきました。

【特徴】

桑ノ木の滝は落差約21m、落口の幅約8mの直瀑です。熊野の百選の滝の中では最も落差が低い滝ですが、その分ごく近くから滝を眺めることができ、岩肌に沿って変化する水の流れは真っ直ぐ落ちる大滝とは異なる趣があります。滝壺周辺は苔むした岩と杉木立に包まれ、清らかな水と静けさが印象的な空間をつくっています。落差が小さいぶん滝までの距離が近く、水音を間近に感じられるのも魅力です。

【見どころ】

国道168号から県道230号に入り、高田川に架かる橋を渡ると遊歩道が整備されています。相賀八幡神社の前を通り、清流に架かる吊橋を渡って杉林の沢沿いを15〜20分ほど歩くと滝前に到着します。6月下旬頃には岩ツツジが咲き、苔の緑に赤い花が映えます。近くには高田グリーンランド・雲取温泉があり、滝めぐりの後に日帰り入浴も楽しめます。

【トリビア】

桑ノ木の滝へはJR新宮駅からバスで相賀停留所まで行き、徒歩15分ほどでアクセスできます。新宮市は熊野速玉大社や神倉神社を擁する熊野三山の玄関口で、世界遺産の参詣道とあわせて訪ねる人も多い地域です。近年は台風などによる倒木が渓谷内に横たわることもあり、歩道の状況を事前に確認してから訪れると安心です。滝を訪れる人は比較的少なく、熊野の名瀑の中では静かに過ごせる場所として知られています。

📅 最終更新: 2026/9/17
桑ノ木の滝
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です