平湯大滝

(ひらゆおおたき)
📍 中部岐阜県 高山市🌿 自然

【概要】

平湯大滝は、岐阜県高山市の奥飛騨温泉郷平湯にある落差約64メートル、幅約6メートルの直瀑で、飛騨三大名瀑の一つに数えられます。武田信玄の家臣・山県昌景の軍勢が白猿に導かれた温泉で回復したという平湯温泉の起源伝説の地で、厳冬期には全体が凍った青みを帯びた氷瀑となり、毎年2月15日から25日の平湯大滝結氷まつりではライトアップと花火が行われます。

【歴史】

平湯大滝は、岐阜県高山市の奥飛騨温泉郷平湯にある滝で、神通川水系高原川に注ぐ平湯川に懸かります。戦国時代、武田信玄の家臣・山県昌景の軍勢が飛騨攻めの途中で峠越えの疲労と硫黄岳の毒ガスに苦しみ、この滝の近くで動けなくなったところ、一匹の白猿に導かれた温泉で回復したと伝わり、これが平湯温泉の始まりとされます。1990年(平成2年)に日本の滝百選に選ばれ、岐阜県の名水50選にも数えられています。

【特徴】

落差約64メートル、幅約6メートルの直瀑で、飛騨三大名瀑の一つとされます。周辺は海底に堆積した岩石からなる美濃帯の地層が露出する地域で、断崖を一気に落ちる水が谷底の岩を白く洗います。厳冬期には滝全体が凍りついて巨大な氷の柱となり、青みを帯びた氷瀑は奥飛騨の冬を象徴する光景です。新緑と紅葉の名所としても知られ、飛騨・美濃紅葉三十三選にも選ばれており、10月中旬から下旬には周囲の木々が滝を彩ります。

【見どころ】

平湯バスターミナルから南へ徒歩約25分、または滝見展望広場の駐車場から約10分で滝の正面に立てます。奥飛騨平湯大滝公園から滝までは約700メートルの遊歩道が整備され、シーズンには無料のシャトルバスも運行されます。毎年2月15日から25日には「平湯大滝結氷まつり」が開かれ、ライトアップされた氷瀑を背景に花火が上がり、郷土芸能や甘酒を振る舞うバザーでにぎわいます。見学後は平湯温泉で体を温められます。

【トリビア】

平湯大滝は日本の滝百選の中でも車で滝のすぐ近くまで行ける数少ない滝の一つで、上高地や乗鞍岳へ向かう旅人が気軽に立ち寄れる名瀑です。滝を発見に導いたと伝わる白猿の話は平湯温泉の起源伝説として語り継がれています。2004年(平成16年)には滝への入口に足湯と蕎麦打ち体験館を備えた奥飛騨平湯大滝公園が整備されました。結氷まつりの夜には氷瀑が色とりどりに照らされ、幻想的な光景が広がります。

📅 最終更新: 2026/9/17
平湯大滝
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です