【概要】
八草の滝は、和歌山県白浜町の日置川中流域にある落差約22mの直瀑で、川に面した山腹の岩壁から日置川の水面へ向かって一気に落ち、かつては品瀬川滝とも呼ばれました。雨量で水量が大きく変わり、晴天が続くと水がほとんど途絶えるため幻の滝とも呼ばれ、対岸の県道沿いに設けられた小さな展望所から眺めるのが通常です。
【歴史】
八草の滝は和歌山県白浜町の日置川中流域、大塔日置川県立自然公園内にある滝です。かつては品瀬川滝とも呼ばれ、滝の下を通る道は熊野街道の脇道として人々に利用されていたと伝わります。1990年に日本の滝百選に選定され、和歌山県内では那智滝、桑ノ木の滝と並ぶ百選の滝として知られています。山中深くではなく、川沿いの道から望める里に近い滝である点も特徴です。
【特徴】
八草の滝は落差約22mの直瀑で、日置川に面した山腹の岩壁を白い飛沫を上げて流れ落ちます。雨量によって流水量が大きく変わり、晴天が続くと水がほとんど途絶えることから「幻の滝」とも呼ばれます。雨後には七色の飛沫を上げる美しい姿を見せ、川面に映る滝と新緑や紅葉の組み合わせが見事です。落差そのものは大きくないものの、日置川の水面へ向かって一気に落ちる姿は端正で、見る者を引きつけます。
【見どころ】
八草の滝は日置川を挟んだ対岸の県道37号日置川大塔線沿いから眺める滝で、久木橋(日置川峡)から東へ約700mの地点に小さな展望所が設けられています。滝の直下へは川を渡る必要があるため、通常は対岸からの遠望となります。新緑に包まれた初夏が最も美しい見頃とされ、紀伊日置駅から車で約20分、日置川ICから約25分でアクセスできます。
【トリビア】
八草の滝は水量が安定しないため、訪れる時期によっては細い筋しか見えないこともあり、まとまった雨の後を狙うのが観賞のコツです。日置川は清流として知られ、下流の日置地区は南紀白浜の温泉やアドベンチャーワールドからも足を延ばせる距離にあります。日置川峡と合わせて、紀南の穏やかな川景色を楽しめる場所です。周辺には清流を生かした川遊びの場も点在し、夏には水辺を目当てに訪れる人の姿も見られます。
