【概要】
御来光の滝は、愛媛県久万高原町の面河渓最奥、石鎚山のほぼ直下に懸かる二段の滝で、落差は約102メートルとされますが実測約64メートルとの報告もあります。南向きのため朝日を正面から受け、水しぶきが輝くことが名の由来です。滝の直下へは渡渉を伴う登山道を片道3時間近く歩く必要があり、百選の中でも最難関と評されます。
【歴史】
御来光の滝は、愛媛県久万高原町の面河渓の最奥、仁淀川の最源流部にあたる面河川に懸かる滝で、西日本最高峰の霊峰石鎚山のほぼ直下から流れ落ちます。滝が南を向いているため朝日を正面から受け、日の出の頃に水しぶきが光り輝くことから御来光の滝と名付けられたと伝わります。1990年に日本の滝百選に選定されましたが、滝の直下までの道は険しく、到達が難しい滝のひとつとされています。
【特徴】
御来光の滝は落差約102メートルとされる二段の滝で、実測では上段約23メートル、下段約41メートルの計約64メートルという報告もあり、数値には諸説があります。石鎚山の南面から集まる水が深い谷を刻み、岩壁を二段に分かれて落ちる姿は神秘的で、晴れた日の午前中には滝に虹が架かることもあります。周囲は原生林に包まれ、四国でも屈指の山岳景観をつくり出しています。
【見どころ】
御来光の滝の直下へは、石鎚スカイライン沿いの長尾尾根展望台から急斜面を谷へ下り、渡渉を伴う登山道を片道3時間近く歩く必要があります。登山道には危険な箇所や迷いやすい場所があり、経験者やガイドの同行が勧められます。一方、長尾尾根展望台からは滝を遠望でき、石鎚山の山肌に白い一筋の滝を望めます。谷を遡る途中には渕や小滝が続き、沢歩きの魅力に満ちています。
【トリビア】
御来光の滝は日本の滝百選の中でも「最難関」と評されることが多く、滝壺に立てるのは経験ある登山者に限られます。石鎚山の山頂から見る日の出を御来光と呼びますが、滝の名もその光にちなむとされ、山と滝が同じ信仰の対象として結びついています。面河渓は久万高原町を代表する景勝地で、紅葉の時期には多くの人が訪れます。仁淀川は「仁淀ブルー」の清流でも知られます。
