極楽寺坂切通

(ごくらくじざかきりどおし)
📍 関東神奈川県 鎌倉市🏯 歴史⛰️ 名所

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【概要】

極楽寺坂切通は、長谷の坂ノ下と極楽寺の間の丘を越え、腰越や藤沢、さらに京へと向かう道に設けられた鎌倉七口の一つです。極楽寺を開いた忍性が切り開いたと伝えられます。のちに道が大きく掘り下げられて今は車も通る坂道となり、往時の姿はあまり残らず、七口のなかでただ一つ国の史跡に指定されていません。坂の上の成就院は紫陽花の名所です。

【歴史】

極楽寺坂切通は、1259年ごろに北条重時が開いた極楽寺の門前へ通じる道で、開山の忍性が開削したと伝えられています。1333年の鎌倉攻めでは、幕府方が木戸を固めてこの坂を守り、攻め寄せた新田勢の大館宗氏が討ち死にしました。突破を阻まれた新田義貞は、海沿いの稲村ヶ崎を回って鎌倉へ攻め入ったといわれます。

【特徴】

かつての道は、今の成就院の山門のあたりの高さを通っていたとされ、現在の道はのちの時代に大きく切り下げられたものです。そのため両側の崖は高く、坂ノ下側から登って成就院の前あたりで頂に達し、極楽寺駅の方へと下る車道になっています。坂の途中からは、1219年に北条泰時が開いたと伝わる成就院への石段が延び、極楽寺側へ抜けると江ノ電の線路が見えてきます。

【見どころ】

成就院の参道は紫陽花の名所として知られ、初夏には石段の両側が青や紫の花で彩られます。石段の上からは、花越しに由比ヶ浜と相模湾を見下ろせます。坂の東の登り口近くには、昼でも井戸の中に星が見えたという伝説をもつ鎌倉十井の一つ、星の井と虚空蔵堂があります。紫陽花の見ごろや参拝の扱いは年によって変わることがあります。

【トリビア】

極楽寺駅のそばでは、江ノ電が極楽洞と呼ばれるトンネルをくぐります。1907年に完成した江ノ電で唯一のトンネルで、駅前の桜橋から眺める姿は、切り通された丘と電車が重なる鎌倉らしい風景として親しまれています。極楽寺坂切通は鎌倉市のかまくら景観百選にも選ばれており、古道の面影を探しながら歩く人が絶えません。

📅 最終更新: 2026/10/14
極楽寺坂切通
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です