【概要】
不動の滝は、岩手県八幡平市高畑の桜松神社境内を流れる不動川に懸かる落差約15mの三段の滝です。古くは修験者の修行道場とされ、老夫婦が滝に不動明王と機を織る姫の姿を見て二神を祀ったという伝説が伝わります。1934年には左岸に石彫の不動明王像が安置され、清らかな水は「岩手の名水二十選」にも選ばれています。
【歴史】
不動の滝は、岩手県八幡平市高畑にあり、安比川水系の不動川に懸かる滝です。古くは修験者の修行道場だったとされ、伝説では、水を汲みに来た老夫婦が桜の花が咲く松の木を見つけ、滝におじいさんは不動明王、おばあさんは白糸の機を織る姫の姿を見て二神を祀ったのが始まりと伝わります。もとは「滝不動」と呼ばれ、1871年(明治4年)に瀬織津姫を祀る桜松神社と改称、1873年に郷社となりました。
【特徴】
落差約15mで、3段になって流れ落ちる滝です。日本の滝百選の中では規模は控えめですが、境内の杉木立に囲まれた静かな渓谷の中に懸かり、神域の滝らしい厳かな雰囲気を持っています。1934年(昭和9年)には滝の左岸に石彫の不動明王像が安置されました。水は清らかで「岩手の名水二十選」にも選ばれており、1990年には日本の滝百選に選定されています。
【見どころ】
国道282号から南東へ約4km、桜松神社の鳥居をくぐり、境内の奥へ渓流沿いの遊歩道を歩くと滝に着きます。遊歩道には集落で使われていた水車小屋が移築されるなど、30分ほどの散策が楽しめます。境内には「縁結びの木」があり、縁結びのパワースポットとしても人気を集めています。春の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と四季の表情が豊かで、御朱印を求めて訪れる参拝客も多い場所です。
【トリビア】
桜松神社の祭神・瀬織津姫は急流の女神で、この世の穢れを祓う神とされ、桜松神社は瀬織津姫を祀る日本最北の神社ともいわれます。神社名の「桜松」は、伝説に登場する桜の花が咲いた松の木にちなむものです。安比高原の近くにあり、スキーや温泉と合わせて訪れる人も少なくありません。地元の人々が「心のふるさと」と呼ぶ桜松公園の一角にある、暮らしに寄り添った滝です。
