【概要】
大山滝は、鳥取県琴浦町の加勢蛇川上流、地獄谷に懸かる上段約28m、下段約14mの段瀑で、鳥取県最大の滝と称されます。かつては三段でしたが1934年の室戸台風の大水で中段が崩れて二段になったと伝わり、一向平キャンプ場からの遊歩道には高さ約30m、長さ約45mの大山滝吊橋が架かり、滝見台から鎖を頼りに下れば滝壺近くまで行けます。
【歴史】
大山滝は鳥取県琴浦町野井倉、中国地方最高峰・大山の東斜面を流れる加勢蛇川上流の地獄谷に懸かる滝です。かつては三段の滝でしたが、昭和9年(1934年)の室戸台風による大水で中段が崩れ、現在の二段の姿になったと伝わります。一帯は不動明王が祀られるなど古くは山岳修験の地で、大山参詣の「大山みち」の一部でもありました。1990年に日本の滝百選に選定されました。
【特徴】
大山滝は上段約28m、下段約14mの二段からなる段瀑で、総落差は資料により37mから43mほどとされ、鳥取県最大の滝と称されます。烏ヶ山と三鈷峰の間に刻まれた地獄谷の深い谷に、大山の水を集めた豊かな流れが落ちます。周辺には鮎返りの滝、大休滝、野田ヶ滝など大小の滝が点在し、渓谷全体が変化に富んだ景観をつくっています。
【見どころ】
一向平キャンプ場を起点とする遊歩道は約30分から1時間の行程で、途中には高さ約30m、長さ約45mの大山滝吊橋が架かり、スリルとともに谷の眺めを楽しめます。大山滝不動明王の湧水を経て滝見台に至り、そこから急斜面をロープや鎖を頼りに下れば滝壺近くまで行けます。春の新緑から秋の紅葉まで、ブナ林に包まれた渓谷歩きが魅力です。
【トリビア】
大山滝を含む一向平からの道は中国自然歩道に組み込まれ、かつて大山寺へ向かう参詣者が歩いた道筋をたどる形になっています。台風によって三段の滝が二段に変わった経緯は、自然災害が地形を変えた例として語られます。琴浦町は大山の東麓に位置し、滝めぐりの後は日本海の海岸線や鳴り石の浜など海の景勝地にも足を延ばせます。




