雨乞の滝

(あまごいのたき)
📍 徳島県 神山町📦 その他🌿 自然📦 📦 百選

【概要】

雨乞の滝は、徳島県神山町の高根谷川に懸かる夫婦滝で、右に三段に落ちる落差約45メートルの雌滝、左に直瀑の落差約27メートルの雄滝が並びます。名は農民が干ばつのたびに鐘や太鼓を鳴らして雨乞いをしたことに由来し、竜王神と不動尊が祀られています。駐車場から約20分の遊歩道沿いには不動滝やもみじ滝など五つの滝と淵が続きます。

【歴史】

雨乞の滝は、徳島県神山町の吉野川水系高根谷川に懸かる滝で、かつてこの地の農民が干ばつのたびに蓑笠を着け、鐘や太鼓を打ち鳴らして雨乞いを行ったことがその名の由来とされます。滝には竜王神と不動尊が祀られ、水の神への信仰の場として大切にされてきました。1990年に日本の滝百選に選定されたほか、四国のみずべ八十八カ所、とくしま88景、とくしま水紀行50選にも選ばれています。

【特徴】

雨乞の滝は、向かって右に落差約45メートルを三段に落ちる雌滝、左に落差約27メートルを一気に落ちる直瀑の雄滝を配した夫婦滝です。二つの滝が並んで落ちる姿は珍しく、優美な雌滝と力強い雄滝の対比が見どころとなります。滝の周辺は夏でも肌寒いほど涼しく、四国自然歩道の一部にもなっています。遊歩道沿いにはうぐいす滝、不動滝、地獄淵、もみじ滝、観音滝が続きます。

【見どころ】

雨乞の滝へは駐車場から遊歩道を約20分歩きます。途中の五つの滝と淵を眺めながら渓流沿いを登っていくと、最後に雌雄二つの滝が姿を現します。新緑の頃の景観はとりわけ美しいとされ、美術家の横尾忠則がこの滝に感銘を受けてスタンプをデザインしたことでも知られます。滝の上方、標高約700メートルの地点には卑弥呼伝説が残る高根山悲願寺があり、さらに30分ほど登ると参拝できます。

【トリビア】

雨乞の滝が流れる神山町は、邪馬台国の女王卑弥呼がこの地にいたという伝説が伝わる土地で、悲願寺はその居城跡とも語られます。雨乞いの儀式は水の神である竜王に雨を願うもので、滝に竜王神が祀られているのはそのためとされます。雌滝の方が雄滝より高いのも珍しい特徴です。徳島駅から車で約50分の距離にあり、日帰りで訪ねやすい滝といえます。

📅 最終更新: 2026/9/13
雨乞の滝
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です