日本三大裸祭り(にほんさんだいはだかまつり)は、岡山県の西大寺会陽、愛知県の国府宮はだか祭、岩手県の黒石寺蘇民祭などを指します。厳冬期にふんどし姿の男たちが、厄除けや福を求めて激しく揉み合う勇壮な儀式であり、日本の伝統的な精神文化を今に伝える奇祭として知られています。
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A.伝わる起源をたどると、国府宮はだか祭が最も古い歴史を持ちます。神護景雲元年(767年)に尾張国司が尾張大國霊神社で厄除けの神事を営んだのが始まりと伝わり、1250年余り受け継がれてきました。黒石寺蘇民祭は千年以上の歴史を持つといわれ、西大寺会陽は永正7年(1510年)に始まったと伝わります。
A.祭りごとに目指すものが異なります。西大寺会陽では本堂の御福窓から投下される2本の宝木を奪い合い、持ち出した者が福男となります。国府宮はだか祭では神男に触れて厄を落とそうと押し寄せ、黒石寺蘇民祭では小間木の詰まった蘇民袋を奪い合いました。
A.いずれも厳冬期の祭りです。西大寺会陽は毎年2月の第3土曜日、国府宮はだか祭は旧暦正月13日に行われます。黒石寺蘇民祭は本来、旧暦正月7日の夜から翌朝にかけての夜通しの行事でした。
A.黒石寺蘇民祭は、担い手の高齢化により2024年2月17日の開催を最後に幕を下ろしました。最終年は時間を短縮しての開催でした。祭りが終わった今も、奥州市の周辺では蘇民袋を用いた同種の行事がいくつか受け継がれています。
A.三つの会場は岡山県、愛知県、岩手県に分かれています。直線距離で西大寺会陽と国府宮はだか祭は約260km、国府宮はだか祭と黒石寺蘇民祭は約580km、西大寺会陽と黒石寺蘇民祭は約810km離れています。