日本三薬師(にほんさんやくし)とは、病を癒し苦悩を救う薬師如来を祀る3つの古刹で、このページでは神奈川県の日向薬師(宝城坊)、愛知県の峯薬師(鳳来寺)、高知県の柴折薬師(豊楽寺)を取り上げます。ただし顔ぶれは一定せず、柴折薬師を含める数え方が多い一方、福島の嶽薬師(常福寺)や新潟の米山薬師、医王寺を代わりに数える説もあります。
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A.開創の伝承が最も古いのは峯薬師(鳳来寺)で、702年(大宝2年)に利修仙人が開いたと伝わります。日向薬師(宝城坊)は716年(霊亀2年)、柴折薬師(豊楽寺)は724年(神亀元年)に、いずれも行基が開いたと伝えられています。
A.はい、諸説があります。峯薬師(鳳来寺)と柴折薬師(豊楽寺)に日向薬師(宝城坊)を加える説と、福島の常福寺の嶽薬師を加える説が伝えられています。峯薬師(鳳来寺)と柴折薬師(豊楽寺)は、どちらの説でも数えられています。
A.豊楽寺の薬師堂は12世紀ごろの建立とみられる木造建築で、1952年に国宝へ指定されました。柿葺きの屋根を持つ単層入母屋造で、簡素ながら均整のとれた平安時代の建築の美しさを今に伝えています。堂内の平安仏も国の重要文化財に指定されています。
A.日向薬師(宝城坊)では、9月中旬から10月初旬にかけて参道の周辺に彼岸花が一面に咲きそろいます。峯薬師(鳳来寺)のある鳳来寺山は、11月中旬から下旬にかけての紅葉と初夏の新緑がとくに見事です。
A.3つは神奈川県・愛知県・高知県に分かれています。直線距離で日向薬師(宝城坊)と峯薬師(鳳来寺)は約160km、峯薬師(鳳来寺)と柴折薬師(豊楽寺)は約380km、日向薬師(宝城坊)と柴折薬師(豊楽寺)は約540km離れています。