【概要】
丹沢大山の麓に位置する、行基菩薩が開山した関東有数の古刹です。茅葺屋根の本堂(薬師堂)は国の重要文化財に指定されており、秋には参道に咲き誇る彼岸花の名所としても知られています。十二神将などの貴重な仏像群を安置しています。
【相模の古刹】
神奈川県伊勢原市にある「日向薬師(ひなたやくし)」は、「日本三薬師」の一つに数えられる奈良時代創建の古刹です。正式名称は「宝城坊(ほうじょうぼう)」で、716年(霊亀2年)に僧・行基によって開かれたと伝わります。本尊の薬師如来像と両脇侍像は国の重要文化財に指定されており、霊験あらたかな薬師様として古くから信仰を集めてきました。
【仏像群と宝物】
日向薬師には、本尊の薬師三尊像をはじめ、鉈彫り(なたぼり)と呼ばれる独特の技法で彫られた薬師如来像など、平安時代から鎌倉時代の貴重な仏像群が安置されています。特に「鉈彫薬師」は荒々しいノミ跡を残した珍しい作風で、美術史上も重要な作品です。毎年4月の第3日曜日には「日向薬師春季例大祭」が開催され賑わいます。
【自然と参拝】
日向薬師は大山の東麓に位置し、杉木立に囲まれた静かな山寺の雰囲気が漂っています。参道には茅葺き屋根の仁王門があり、風情ある景観を楽しむことができます。小田急線伊勢原駅からバスで約20分。大山詣りと合わせて訪れる参拝者も多く、関東屈指の薬師信仰の霊場として、病気平癒や健康祈願に訪れる人々が絶えません。
📅 最終更新: 2026/1/4




