峰の薬師(鳳来寺)

(みねのやくし(ほうらいじ))
📍 愛知県 新城市🏯 歴史🎭 文化⛰️ 名所

【概要】

標高695mの鳳来山中腹にある真言宗の寺院で、利修仙人によって開かれました。徳川家康の誕生に深く関わる伝説があり、東照宮も隣接しています。1425段の石段を登った先にあり、古くから修験道の霊場として信仰を集めています。

【歴史】

愛知県新城市にある峰の薬師(鳳来寺)は、702年(大宝2年)に利修仙人が開いたと伝わる三河屈指の山岳霊場です。利修が霊木から薬師如来像や日光・月光菩薩、十二神将などを刻んだと伝えられ、文武天皇の病を癒すために鳳凰に乗って都へ赴いたという伝説が寺号の由来とされています。標高695メートルの鳳来寺山の中腹に、堂宇が今も静かに営まれ、多くの参拝者を迎えています。

【特徴】

鳳来寺は徳川家康ゆかりの寺としても広く知られ、家康の母である於大の方が当寺に参籠して家康を授かったという伝承が残されています。この話を伝え聞いた三代将軍徳川家光は堂塔の整備に力を注ぎ、1651年(慶安4年)に建てられた仁王門は国の重要文化財として今も参道に立っています。同じころ山内には家康を祀る鳳来山東照宮も創建され、参道の途中にその社殿が鎮座しています。

【見どころ】

表参道には1425段の石段が続き、登り切るまでにおよそ1時間の道のりとなります。途中には樹高60メートルを超える傘杉がそびえ、鳳来寺山の原生的な自然を体感できます。鳳来寺山パークウェイを利用すれば、山頂近くの駐車場から短時間で本堂へたどり着くことも可能です。11月中旬から下旬にかけての紅葉と、初夏のみずみずしい新緑はとくに見事で、多くの人が足を運びます。

【トリビア】

鳳来寺山は、「ブッポウソウ」と鳴く声の主がコノハズクであることが初めて確認された場所として知られ、山そのものが国の名勝および天然記念物に指定されています。峰の薬師は病を癒す仏として広く信仰を集め、三河の人々からは「峯薬師」の名で親しまれてきました。麓には鳳来寺山自然科学博物館があり、山の成り立ちや動植物について詳しく学ぶことができます。

📅 最終更新: 2026/9/7
峰の薬師(鳳来寺)
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です