日本三高商(にほんさんこうしょう)は、第二次世界大戦前の日本における3つの高等商業学校、東京高等商業学校(現:一橋大学)、神戸高等商業学校(現:神戸大学)、大阪高等商業学校(現:大阪公立大学)の総称です。これらは当時の商業教育の最高峰であり、多くの財界人を輩出しました。
A.最も早いのは東京高等商業学校(現・一橋大学)で、1887年に日本で唯一の高等商業学校に改組されました。大阪高等商業学校(現・大阪公立大学)は1901年に市立として、神戸高等商業学校(現・神戸大学)は1902年に二番目の官立高等商業学校として発足しました。
A.日本三高商のうち、大阪高等商業学校(現・大阪公立大学)だけは国ではなく市が設けた学校でした。1928年には市長・関一の主導で全国初の市立大学である大阪商科大学へ昇格し、商都大阪の実業界と密接に結びついてきました。
A.いずれも実学を重んじた点が共通しています。東京高等商業学校(現・一橋大学)は簿記や貿易実務を体系立てて教え、神戸高等商業学校(現・神戸大学)は貿易実務や外国語に力を入れ、大阪高等商業学校(現・大阪公立大学)は簿記や実務を重んじる教育で大阪の商社や中小企業の担い手を育てました。
A.はい、一橋大学、神戸大学、大阪公立大学の間では、高等商業学校の時代から続く対抗戦「三商大戦」が今も行われています。各校の運動部が持ち回りで熱戦を繰り広げており、三校のつながりを今に伝えています。
A.見られます。一橋大学の国立キャンパスには1927年完成の兼松講堂、神戸大学の六甲台キャンパスには1930年代に建てられた本館や図書館、講堂、大阪公立大学の杉本キャンパスには1934年竣工の1号館があり、いずれも国の登録有形文化財に登録されています。