錦帯橋

(きんたいきょう)
📍 山口県 岩国市⛰️ 名所🎭 文化🏯 歴史

【概要】

山口県岩国市の錦川に架かる木造アーチ橋。日本三名橋や日本三奇橋の一つに数えられる。5連のアーチからなる優美な構造は、組木の技術を駆使しており、釘を一本も使わない(現在は補強で使用)と言われるほど精巧である。春の桜、夏の花火、秋の紅葉、冬の雪景色と四季折々の美しさを見せる。

【歴史】

錦帯橋は、山口県岩国市にある錦川に架かる五連の木造アーチ橋です。岩国藩三代藩主の吉川広嘉が、洪水のたびに流される橋に頭を悩ませ、中国の杭州にある西湖の連なる橋の絵図から着想を得て、1673年に架設したと伝えられます。翌年の洪水でいったん流失したものの、橋台を石垣で頑丈に固めて架け直された橋はその後およそ二百七十六年にわたって耐え、1950年の台風で失われるまで受け継がれました。

【特徴】

錦帯橋の全長は約百九十三メートル、幅は約五メートルで、川の中に築かれた四つの石積みの橋脚が五つの径間を支えています。中央の三連は木材を組み上げたアーチ、両端の二連は桁橋という構成で、アーチ部分は釘をほとんど使わず、部材同士の組み合わせと巻金や鎹によって固められています。増水した水の勢いを受け流す橋脚の形も、流されない橋を目指した工夫の一つです。

【見どころ】

春は橋の周囲でおよそ三千本の桜が咲きそろい、日本さくら名所100選にも選ばれた花見の名所として賑わいます。夏の錦川水の祭典の花火、秋の紅葉、冬の雪化粧と、四季それぞれに表情を変えるのも錦帯橋の魅力です。橋を渡った先の吉香公園からロープウエーで山頂に上がれば、再建された岩国城と錦川の蛇行を一望できます。名物の岩国寿司やレンコン料理も味わえます。

【トリビア】

錦帯橋はおおむね二十年から四十年ごとに架け替えられてきた橋で、1953年に再建されたのち、2001年から2004年にかけて「平成の架替」が行われました。木を組む技術を絶やさないよう、部材を新しくしながら形と工法をそのまま伝えていく考え方が受け継がれています。1922年に国の名勝に指定され、日本三名橋にも数えられる、日本を代表する橋の一つです。

📅 最終更新: 2026/9/7
錦帯橋
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です