日本三大車窓(にほんさんだいしゃそう)は、鉄道の車窓から望む特に美しいとされる三つの景観です。根室本線の狩勝峠(旧線)、篠ノ井線の姨捨駅、肥薩線の矢岳越えを指します。現在では廃線や災害による運休などで、列車から見られるのは姨捨駅のみとなっています。
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A.今も列車から眺められるのは篠ノ井線の姨捨だけです。狩勝の旧線は1966年(昭和41年)9月末に役目を終え、今の列車は長いトンネルで峠を抜けます。肥薩線は2020年7月の豪雨で被災し、矢岳越えを含む人吉と吉松の間は運休が続いています。
A.三つとも明治時代に開かれた鉄路です。姨捨駅は1900年(明治33年)11月に開業し、狩勝トンネルは1907年(明治40年)9月に開通しました。矢岳駅は1909年(明治42年)11月に開業し、当時の鹿児島本線として人吉と吉松を結ぶ山越えの要となりました。
A.三か所は長野県・北海道・熊本県に分かれていて、互いに大きく離れています。直線距離で姨捨から狩勝へは約840km、姨捨から矢岳へは約830km、狩勝と矢岳の間は約1610kmあります。
A.旧線の跡は狩勝ポッポの道として整備され、歩ける道になっています。新得駅近くのSL広場から旧新内駅までのおよそ10キロと、そこから旧狩勝トンネルまでの約7キロが歩けます。旧新内駅の跡は2010年に旧狩勝線ミュージアムとなり、保存車両やトロッコを楽しめます。
A.初夏には水を張った棚田の水面それぞれに月が映る田毎の月があり、秋には稲穂が色づきます。眼下の姨捨の棚田はおよそ1500枚といわれます。姨捨駅は日本夜景遺産にも認定され、盆地に散る灯りを味わう夜景ツアーや臨時列車も運行されています。