日本三大焼き鳥とは、愛媛県今治市の「今治焼き鳥」、北海道室蘭市の「室蘭やきとり」、埼玉県東松山市の「東松山やきとり」を指します。いずれも独自の調理法や食材で知られ、地元で長く愛されてきたご当地グルメです。鶏肉だけでなく豚肉を使うものもあり、各地域の食文化を反映した個性豊かな味わいが楽しめます。
A.室蘭やきとりと東松山やきとりは、どちらも鶏肉ではなく豚肉を使います。室蘭やきとりは豚の肩ロースなどの精肉と玉ねぎを交互に串に刺し、洋がらしをつけて食べます。東松山やきとりは豚のカシラ肉(頭部の頬肉)に、唐辛子を効かせた辛味噌ダレをつけて食べるのが特徴です。
A.今治焼き鳥は、串に刺さずに熱した鉄板の上で焼くのが最大の特徴です。昭和30年代に今治市内の店で考案されたとされ、忙しい客にすばやく出せる工夫でもありました。看板メニューの鶏皮は鉄板でプレスしながら焼くことで余分な脂が落ち、パリパリの食感になります。
A.最も古いのは室蘭やきとりで、歴史は昭和初期にさかのぼります。東松山やきとりは戦後の昭和20年代後半、今治焼き鳥は昭和30年代が起源とされています。室蘭では製鉄の街で働く労働者が、スタミナをつけるために豚肉の串焼きを食べていたと伝えられています。
A.今治市、室蘭市、東松山市はいずれも、全国やきとり連絡協議会が挙げる「日本7大やきとりの街」に数えられています。この協議会は平成18年に発足し、3つの街のほかに美唄・福島・長門・久留米を挙げています。
A.3つは愛媛県・北海道・埼玉県に分かれており、一度に回るのは大がかりな旅になります。直線距離で今治と室蘭は約1150km、今治と東松山は約620km、室蘭と東松山は約710km離れています。