【概要】
東京都新宿区、四谷駅近くの若葉に店を構える1953年創業のたい焼き店です。「たいやきの、しっぽには、いつもあんこがあるべし」を掲げ、頭から尾の先までぎっしり詰まった自家製あんこと、もっちりとした皮が特徴です。御三家の中では最も新しい店ですが、行列は絶えません。
【歴史】
わかばは1953年、戦後の復興期の四谷で創業しました。当時の東京では甘いものが貴重で、たっぷりのあんこが入ったたい焼きは人々に喜ばれ、瞬く間に評判の店となりました。店の壁に掲げられた「たいやきの、しっぽには、いつもあんこがあるべし」の言葉は創業以来の信条で、あんこを惜しまない姿勢は今も変わらず受け継がれています。三代にわたり、四谷の路地の同じ場所で焼き続けています。
【特徴】
わかばのたい焼きは、御三家の中でも特にあんこの多さで知られ、頭から尾の先まで自家製のつぶあんがぎっしり詰まっています。あんは北海道産小豆を毎朝店で炊き上げたもので、豆の風味を残しながらも上品な甘さです。皮は薄めながらもっちりとした食感があり、パリッとした浪花家や柳屋とは異なる持ち味で、あんことのバランスの良さが食べ比べで語られるポイントになっています。
【見どころ】
店内には小さなイートインスペースがあり、焼きたてのたい焼きを煎茶と一緒に味わえます。行列は店の外の路地に続きますが、焼き台が何台も稼働しているため待ち時間は比較的短めです。JR・東京メトロの四ツ谷駅から徒歩5分ほどで、迎賓館赤坂離宮や新宿御苑の散策と合わせて訪れる人も多く、手土産用にまとめ買いをする常連の姿もよく見かけます。
【トリビア】
わかばには、たい焼きを買うときに「あんこは尾まで入っていますか」と尋ねる客がいないと言われるほど、尾まであんこが入っていることが当たり前になっています。店名の「わかば」は、店が建つ地名の若葉に由来します。近年はたい焼きの他に自家製のあんこを使った甘味も人気で、季節限定の商品を目当てに訪れるファンもいます。御三家の食べ比べをするなら、あんこ好きには最後に取っておきたい店です。




