日本三大長鳴鶏(にほんさんだいながなきどり)は、東天紅鶏(高知県)、声良鶏(秋田県など)、唐丸(新潟県)の三種を指します。これらは日本の天然記念物にも指定されており、その名の通り、長く美しい鳴き声を持つことで知られる愛玩鶏の傑作です。
A.東天紅鶏は澄んだ高い音色が身上で、一息で十秒から十五秒、長い個体では二十秒を超えて鳴き続けます。これに対して声良鶏は太く低い声で荘厳に鳴き上げ、唐丸も低く太い響きを持っています。
A.三種とも国の天然記念物に指定されています。東天紅鶏は昭和11年(1936年)、声良鶏は昭和12年(1937年)12月21日、唐丸は昭和14年(1939年)に指定されました。
A.声良鶏は唐丸をもとに作り出されたとされます。声良鶏は越後から伝わった唐丸と地元の地鶏を掛け合わせて作り出されたとされ、唐丸は声良鶏の作出にも用いられたとして、日本の長鳴鶏の系譜に欠かせない存在とされています。
A.東天紅鶏は雄がおよそ二千二百五十グラムの中型です。声良鶏は体重が三・五キロから五キロに達する大型種で、唐丸も雄がおよそ三・六キロ、雌がおよそ三キロと大型で、堂々とした体格を備えています。
A.秋田県大館市にある秋田三鶏記念館で見ることができます。声良鶏と比内鶏、金八鶏という三種の鶏を実際に見られ、運がよければ長く響く鳴き声に出会えます。冬の間は閉館となるため、訪ねる時期には注意が必要です。