日本人の死因の上位を占める三つの主要な疾病(三大疾病)です。現在は「生活習慣病」とも呼ばれることが多くなっています。「がん(悪性新生物)」「心疾患(急性心筋梗塞など)」「脳血管疾患(脳卒中など)」の総称であり、これらは加齢だけでなく長年の生活習慣が深く関わっているとされています。早期発見と予防、高度な医療技術による治療が重要視されています。
A.厚生省が1950年代から加齢に伴って増える病として「成人病」の語を用い、がん・心疾患・脳卒中を三大成人病と呼びました。1996年には日々の暮らし方の関与が重視され、「生活習慣病」へと呼称が改められています。
A.脳血管疾患(脳卒中)が1951年からおよそ30年にわたって死因の第1位を占めていましたが、1981年に悪性新生物(がん)が首位になりました。心疾患(心筋梗塞など)は1985年に脳血管疾患を上回って第2位となっています。
A.腫瘍を意味する新生物のうち、転移や浸潤を起こす性質を持つものを指す医学用語です。そのなかで、上皮から生じるものを癌腫、骨や筋肉など非上皮から生じるものを肉腫と呼び分けます。
A.がんでは東京都中央区の国立がん研究センターが、1962年に国立がんセンターとして築地に開設されました。心臓病と脳卒中の克服を掲げる大阪府吹田市の国立循環器病研究センターは1977年の創設です。秋田県秋田市では1968年に秋田県立脳血管研究センターが開所し、2019年に秋田県立循環器・脳脊髄センターへ改称しました。