【概要】
声良鶏は、秋田県や岩手県など東北北部で飼育されてきた大型の鶏。その名の通り「声が良い」ことが最大の特徴で、低音で太く、長く余韻のある鳴き声を持つ。口を閉じて鳴く独特の唱法も見られる。
【秋田の声良鶏】
声良鶏(こえよしけい)は、秋田県北秋田市(旧・比内町)原産の「日本三大長鳴鶏」の一つに数えられる天然記念物です。その名の通り「声が良い」ことが最大の特徴で、太くて重厚な低音が山々に響き渡る様は圧巻です。鳴き声は10〜20秒ほど続き、荘厳で威厳のある声は「仏様の声」にたとえられることもあり、古くから神聖な鳥として大切にされてきました。
【比内鶏との関係】
声良鶏は、同じく秋田県原産の「比内鶏」と近縁の品種です。比内鶏が食用として有名になったのに対し、声良鶏はその鳴き声の美しさで愛好されてきました。体格は大型でがっしりとしており、羽色は主に赤笹や黒。冬の積雪にも耐える丈夫さを持っています。1937年に国の天然記念物に指定され、保存活動が続けられています。
【保存と継承】
声良鶏は一時絶滅の危機に瀕しましたが、地元の愛好家や保存会の努力により、現在は少しずつ個体数を回復しています。秋田県内では鳴き合わせ会が開催され、声良鶏の鳴き声を競い合う伝統が受け継がれています。比内地鶏で有名な北秋田市を訪れた際には、ぜひこの貴重な長鳴鶏の存在にも注目してみてください。北国が育んだ鶏文化の結晶です。
📅 最終更新: 2026/1/4


