【概要】
高知県原産の東天紅鶏は、赤褐色の美しい羽色と長い尾羽を持つ。その鳴き声は高く澄んでおり、暁を告げる「東天紅」の名にふさわしい。国の天然記念物に指定されており、尾長鶏との交配史も持つ。
【高知の誇り】
東天紅鶏(とうてんこうけい)は、高知県原産の「日本三大長鳴鶏」の一つに数えられる天然記念物です。その名の通り「東の天が紅く染まる頃(夜明け)」に長く美しい声で鳴くことから名付けられました。鳴き声の長さは15〜25秒にも達し、その澄んだ高音は「ホーホケキョー」とも聞こえ、古来より「瑞鳥(めでたい鳥)」として珍重されてきました。
【歴史と特徴】
東天紅鶏の起源は古く、室町時代から土佐(高知)で飼育されていたとされます。オナガドリとも近縁で、土佐藩では「聞き鶏」として武士階級に珍重されました。体格は大型で、羽色は主に白色または黒色。長い尾羽と威風堂々とした姿が特徴です。1936年に国の天然記念物に指定され、現在も高知県を中心に愛好家によって保存・繁殖が続けられています。
【長鳴鶏の文化】
東天紅鶏をはじめとする長鳴鶏は、その鳴き声の長さや音色を競う「鳴き合わせ会」が各地で開催されています。審査員が声の長さ、高さ、音質などを評価し、優秀な個体が表彰されます。高知県南国市には「長尾鶏センター」があり、東天紅鶏やオナガドリを見学できます。日本の伝統的な鶏文化を今に伝える貴重な存在として大切にされています。
📅 最終更新: 2026/1/4

