成田山門前町

(なりたさんもんぜんまち)
📍 千葉県 成田市🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

成田山門前町は千葉県成田市の成田山新勝寺に続く約800mの参道沿いに広がる。江戸時代に歌舞伎役者・初代市川團十郎の成田不動信仰により「成田詣」が大流行し、門前町として大きく発展した。現在もうなぎ屋や漬物屋など老舗が並び、年間約1000万人の参拝客で賑わう。

【歴史】

成田山門前町の歴史は940年の成田山新勝寺の開山にさかのぼりますが、町として大きく育ったのは江戸時代のことでした。歌舞伎役者の初代市川團十郎が成田山に深く帰依し、江戸で不動明王の出開帳を行って評判を呼んだことが発展のきっかけになります。日帰りや一泊で行ける「成田詣」は庶民の人気を集め、参道沿いには旅籠や飲食店が次々と生まれ、農村だった土地が門前町へと姿を変えました。

【特徴】

門前町はJR成田駅から新勝寺の総門まで、約800メートル続く参道沿いに広がっています。道の両側には江戸時代から続くうなぎ屋や漬物屋、羊羹屋などの老舗が軒を連ね、店先からは炭火で焼くうなぎの香ばしい匂いが漂ってきます。この参道だけでおよそ六十の店がうなぎ料理を出しており、これほど密集した例は全国でも珍しく、成田が「うなぎの街」と呼ばれるゆえんとなっています。

【見どころ】

うなぎ屋の店先ではさばく手さばきを間近に見学でき、焼きたてをその場で味わえます。新勝寺は成田山公園と合わせて広大な境内を持ち、紅葉の時季にはことのほか美しい景色が広がります。毎年2月の節分会には著名人が豆まきに加わって大いに賑わいます。参道には酒蔵や甘味処も点在しているので、食べ歩きをしながらの散策も楽しく、空港に近いことから海外からの旅行者も多く訪れます。

【トリビア】

成田山新勝寺は初詣の参拝者数が全国屈指で、例年およそ300万人が訪れ、門前町も正月三が日は大変な混雑になります。参道のうなぎ文化は江戸時代から続くもので、利根川水系で獲れた天然うなぎを旅人に振る舞ったのが始まりとされます。市川團十郎が成田の不動明王を信仰したのは子宝祈願がきっかけと伝えられ、跡継ぎに恵まれたことで信仰はいっそう深まりました。屋号の「成田屋」もここから生まれています。

📅 最終更新: 2026/9/7
成田山門前町
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です