日本三大神滝(にほんさんだいしんたき)とは、古来より信仰の対象とされ、神聖視されてきた3つの名瀑、華厳滝(栃木)、那智滝(和歌山)、布引の滝(兵庫)のことです。それぞれが雄大な自然美と共に、深い歴史的・宗教的背景を持っています。
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A.三つとも古くから信仰と深く結びついています。那智の滝は熊野那智大社の別宮である飛瀧神社の御神体で、社殿ではなく滝そのものが信仰の対象です。布引の滝は役小角が開いたと伝わる滝勝寺の修験道の行場として信仰を集め、華厳の滝は勝道上人が発見したと伝えられ、「華厳経」にちなんで名づけられたといわれます。
A.那智の滝で、落差は133メートルあり、一段で落ちる滝としては日本一の高さを誇ります。華厳の滝の落差は97メートルです。布引の滝は四つの滝の総称で、そのうち最大の雄滝の落差は43mとされます。
A.布引の滝は、六甲山地の南麓を流れる布引渓流にかかる雄滝、夫婦滝、鼓滝、雌滝の四つの滝の総称です。『伊勢物語』に描かれ、在原業平や藤原定家が和歌に詠んだ歌枕として知られ、滝道には和歌を刻んだ布引三十六歌碑が点在しています。
A.新緑と紅葉の時季に加え、厳冬期には岩壁の十二滝が凍りついてシャンデリアのように輝く氷瀑となり、一年を通して表情が移り変わります。十二滝は中禅寺湖から地中を通って染み出した伏流水が岩の隙間から幾筋も流れ落ちるもので、太い主瀑との対比が華厳の滝ならではの景観をつくっています。
A.三つの滝は栃木県、和歌山県、兵庫県にあります。直線距離で那智の滝と布引の滝は約130kmと比較的近く、華厳の滝と那智の滝は約470km、華厳の滝と布引の滝は約450km離れています。華厳の滝だけが他の二つから大きく離れた位置にあります。