日本三大妖怪は、日本の伝承や説話に登場する最も恐るべき三体の妖怪を指し、「日本三大悪妖怪」とも呼ばれます。京都・大江山を拠点に都を脅かした鬼の頭領・酒呑童子、鈴鹿山脈に棲む魔剣を操る大嶽丸、そして絶世の美女に化けて朝廷に入り込んだ九尾の狐・玉藻前の三体です。いずれも朝廷の命を受けた英雄たちによって討伐された伝説を持ち、能・歌舞伎・浮世絵など日本文化に多大な影響を与えてきました。各地にゆかりの地が残り、現在も観光名所として親しまれています。
A.酒呑童子は源頼光と四天王に、大嶽丸は鈴鹿御前の助けを得た坂上田村麻呂に討たれたとされます。玉藻前(九尾の狐)は陰陽師の安倍泰成の祈祷で正体を見破られて那須野原へ逃れ、三浦義明らの弓矢によって討ち取られたと伝えられています。
A.酒呑童子は京都府福知山市の大江山、大嶽丸は三重県亀山市と滋賀県の境にある鈴鹿峠、玉藻前は栃木県那須町の殺生石がゆかりの地です。大江山の麓には「日本の鬼の交流博物館」があり、殺生石の遊歩道の周辺には千体地蔵が並んでいます。
A.本当です。栃木県那須町の殺生石は2022年3月に自然のひび割れが原因で真っ二つに割れ、大きなニュースになりました。殺生石は討たれた九尾の狐の遺体が変じた毒石と伝わるため、「封印が解かれたのでは」とSNSを中心に話題となりました。
A.一度討たれた後も魔剣の力で復活を遂げた点です。坂上田村麻呂は二度にわたって討伐戦を行わねばならなかったと伝えられています。三振りの魔剣「大通連・小通連・顕明連」で暴風雨や落雷を起こしたとされ、この不死性と武力の高さから「鬼神」と呼ばれました。
A.ゆかりの地は栃木県・三重県・京都府の3府県に分かれています。直線距離では、大嶽丸と酒呑童子のゆかりの地が約130km、玉藻前(九尾の狐)と大嶽丸が約410km、玉藻前(九尾の狐)と酒呑童子が約470km離れています。