日本三大キレットは、飛騨山脈(北アルプス)にある極めて険しいV字状の岩稜帯(切戸)の代表格です。長野県と岐阜県にまたがる大キレット、富山県と長野県にまたがる八峰キレットおよび不帰キレットの3箇所を指します。いずれも一般登山道としては国内最高難度を誇り、垂直に近い鎖場やナイフリッジが連続する厳しい道のりですが、その分だけ圧倒的な絶景と達成感が味わえるアルピニスト憧れの難所です。
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A.山脈の稜線が一部だけ鋭く深く切れ込んだ場所を指す登山用語です。日本語の「切戸(きれと)」または「切れ処」が語源と言われています。外来語と勘違いされることも多いものの、日本語由来の言葉がカタカナ表記で登山の世界に定着したものです。
A.三つとも飛騨山脈(北アルプス)にあります。大キレットは南岳と北穂高岳の間、八峰キレットは五竜岳と鹿島槍ヶ岳の間、不帰キレットは唐松岳と白馬鑓ヶ岳の間です。直線距離で八峰キレットと不帰キレットは約8km、大キレットとほかの二つはそれぞれ約40km離れています。
A.地元の猟師や麓の村人たちが、険しい岩場に足を踏み入れたら二度と生きては帰れないと恐れ、近づこうとしなかったことに由来しています。第1峰から第3峰までの岩峰群が連なる一帯で、不帰の嶮(かえらずのけん)とも呼ばれます。
A.三点支持を用いた確実な岩登り技術と、長時間の高い集中力が求められます。いずれも垂直に近い鎖場やナイフリッジが連続し、落石の危険もある厳しい道のりです。大キレットは国内の一般登山ルートとしては最高難度とされています。