木曽ヒノキ

(きそひのき)
📍 長野県 上松町🌿 自然⛰️ 名所📦 その他

【概要】

木曽ヒノキは、長野県木曽谷に生育する天然ヒノキ林。厳しい寒さの中でゆっくり育つため、木目が緻密で狂いが少なく、香りが非常に良い。伊勢神宮の式年遷宮の御用材として使用されることでも有名である。

【歴史】

木曽ヒノキは、長野県木曽郡を中心とする木曽谷に育つ天然のヒノキです。関ヶ原の戦い以降に伐採が急増したことから、江戸時代に入ると尾張藩が一帯を留山に指定して立ち入りを制限し、「木一本首一つ」といわれるほど厳しく保護しました。明治以降は御料林となり、さらに伊勢神宮の造営用材を育てる備林にも指定され、木曽ヒノキの貴重な天然林が今日まで受け継がれてきました。

【特徴】

木曽ヒノキは冷涼な気候と豊かな降水量のもとでゆっくりと育つため、年輪が緻密にそろい、狂いが少なく耐久性にすぐれています。淡い光沢とすがすがしい香りも大きな魅力で、木曽ヒノキは最高級の建築材として扱われ、伊勢神宮の式年遷宮の御用材をはじめ、各地の社寺建築に用いられてきました。ヒノキ、サワラ、アスナロ、コウヤマキ、ネズコの五種は木曽五木と総称され、いずれも伐採が禁じられていました。

【見どころ】

木曽ヒノキの森を実際に歩けるのが、上松町にある赤沢自然休養林です。樹齢300年を超える巨木が立ち並ぶ国有林で、木曽五木がそろって見られるほか、かつての木材輸送を再現した森林鉄道に乗って林内をめぐることもできます。1982年に林野庁が提唱した森林浴の催しが初めて開かれた地であり、森林浴発祥の地として広く知られ、木曽ヒノキの香りに包まれながら歩けます。

【トリビア】

木曽ヒノキを守った尾張藩の留山の制度は徹底しており、無断で伐れば首が飛ぶという意味で「木一本首一つ」と語り伝えられてきました。伊勢神宮の式年遷宮では今も御神木として木曽の山から用材が伐り出され、山中で神事が営まれます。用材を供給する御杣山として、木曽の山は信仰と深く結びついた特別な位置を占め続けており、木曽ヒノキは日本を代表する銘木といえます。

📅 最終更新: 2026/9/6
木曽ヒノキ
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です