南都七大寺

南都七大寺

奈良時代、平城京内外に位置し朝廷の保護を受けた7つの大寺院の総称です。東大寺、興福寺、元興寺、大安寺、薬師寺、西大寺、法隆寺を指します。仏教文化の精華であり、今なお多くの国宝・重要文化財を伝えています。

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東大寺
⛩️ 寺社🏯 歴史
📍 奈良県 奈良市

東大寺

(とうだいじ)

東大寺は奈良県奈良市にある華厳宗の大本山で、聖武天皇が国家鎮護を願って造営した官大寺です。743年に大仏造立の詔が出され、752年に盧舎那仏の開眼供養が営まれました。現在の大仏殿は1709年の再建で、正面の幅約57メートルと木造建築では世界最大級の規模です。像高およそ15メートルの本尊は「奈良の大仏さま」として親しまれています。

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興福寺
⛩️ 寺社🏯 歴史
📍 奈良県 奈良市

興福寺

(こうふくじ)

興福寺は奈良県奈良市にある法相宗の大本山で、710年の平城遷都に伴い藤原不比等が現在地へ移し、藤原氏の氏寺として絶大な権勢を誇りました。高さ約50メートルの国宝五重塔は1426年ごろの再建で、2023年から百年以上ぶりの大規模な保存修理に入っています。国宝館の阿修羅像は三面六臂の姿と少年のような表情で知られます。

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元興寺
⛩️ 寺社🏯 歴史
📍 奈良県 奈良市

元興寺

(がんごうじ)

元興寺は奈良県奈良市にある真言律宗の寺院で、蘇我馬子が飛鳥に創建した法興寺を前身とし、718年ごろ平城京へ移されました。国宝の本堂と禅室は1244年改築時の姿を伝え、屋根の一部には飛鳥時代から奈良時代の古瓦が「行基葺」で今も葺かれています。秋には萩が咲く「萩の寺」で、石仏や石塔約二千五百基が並ぶ浮図田も見どころです。

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大安寺
⛩️ 寺社🏯 歴史
📍 奈良県 奈良市

大安寺

(だいあんじ)

大安寺は奈良県奈良市にある高野山真言宗の寺院で、聖徳太子の熊凝精舎を起源と伝え、710年の平城遷都に伴い現在地へ移りました。奈良時代には887人もの学僧が起居し、インド僧の菩提僊那らが集う国際色豊かな学問寺となっていました。重要文化財の天平木彫仏九体を伝え、がん封じの祈願寺として毎年1月23日に笹酒祭りが営まれます。

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薬師寺
⛩️ 寺社🏯 歴史
📍 奈良県 奈良市

薬師寺

(やくしじ)

奈良県奈良市にある法相宗の大本山です。680年に天武天皇が皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を祈って発願し、天武天皇の没後は持統天皇が造営を引き継いで本尊を開眼しました。解体修理を終えた国宝の東塔と、昭和に再建された金堂や西塔などが、美しい伽藍の姿を見せています。「凍れる音楽」と称される東塔は必見です。

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西大寺
⛩️ 寺社🏯 歴史
📍 奈良県 奈良市

西大寺

(さいだいじ)

西大寺は奈良県奈良市にある真言律宗の総本山です。孝謙上皇が764年に金銅の四天王像の造立を発願し、翌765年に称徳天皇として重祚したのち像を安置したのが始まりと伝わり、東大寺と対をなす「西の大寺」として栄えました。鎌倉時代に叡尊が再興し、1239年に始まる大茶盛式は直径三十センチを超える茶碗を回し飲みする春秋の行事として知られます。

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法隆寺
⛩️ 寺社🏯 歴史
📍 奈良県 斑鳩町

法隆寺

(ほうりゅうじ)

聖徳宗の総本山です。聖徳太子ゆかりの寺院として広く知られています。世界最古の木造建築群として知られ、日本で初めてユネスコの世界文化遺産に登録されました。飛鳥時代の美を今に伝える仏像や建造物が数多く残されています。

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❓ 南都七大寺のよくある質問

Q.南都七大寺のうち、よそから平城京へ移された寺はどれですか?

A.興福寺、大安寺、元興寺、薬師寺の四つが平城京へ移されました。興福寺と大安寺は710年の平城遷都に伴って現在地へ移りました。元興寺は飛鳥の法興寺(飛鳥寺)を前身として718年ごろ平城京の外京へ移され、薬師寺も718年ごろ藤原京から西ノ京へ移されたと考えられています。

Q.南都七大寺にはどのような塔が残っていますか?

A.興福寺の五重塔、薬師寺の東塔、法隆寺の五重塔が知られています。興福寺の五重塔は高さ約50メートルで、木造の塔としては国内で二番目の高さです。薬師寺の東塔は高さ約34メートルで「凍れる音楽」と称され、法隆寺の五重塔は高さ約32メートルで現存する世界最古の木造建築群の一つとされます。

Q.南都七大寺と世界文化遺産にはどのような関わりがありますか?

A.法隆寺は1993年に日本で初めての世界文化遺産に登録されました。元興寺と薬師寺も「古都奈良の文化財」の構成資産として世界文化遺産に登録されています。法隆寺には国宝と重要文化財がおよそ二千四百点も伝えられています。

Q.南都七大寺ではどのような年中行事が営まれていますか?

A.寺ごとに特色のある行事が営まれています。東大寺では三月に二月堂で修二会(お水取り)、毎年8月に万灯供養会が営まれます。大安寺では毎年1月23日に「がん封じ笹酒祭り」が行われ、西大寺では春と秋に大きな茶碗を回し飲みする大茶盛式が営まれます。

Q.南都七大寺の七つの寺はどのくらい離れていますか?

A.七つの寺はいずれも奈良県にあり、法隆寺だけが斑鳩町、ほかの六つは奈良市にあります。直線距離で東大寺・興福寺・元興寺は互いに約1km、薬師寺と西大寺は約2kmと近く、法隆寺は薬師寺から約8km、東大寺から約13km離れています。

📍 所在地マップ

愛知県岐阜県京都府三重県滋賀県徳島県奈良県福井県和歌山県1623547東大寺興福寺法隆寺50 km地図データ: Natural Earth
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