大安寺

(だいあんじ)
切り替え:📍 奈良県 奈良市🏯 歴史🎭 文化

【概要】

大安寺は奈良県奈良市にある高野山真言宗の寺院で、日本三大寺の一つ。飛鳥時代に創建され、奈良時代には東大寺や興福寺と並ぶ大寺院として栄えた。かつては887人の僧侶を擁し、南都七大寺の筆頭として仏教文化の中心的役割を果たした。現在はがん封じの寺として信仰を集める。

【歴史】

大安寺は奈良県奈良市にある高野山真言宗の寺院で、その起源は聖徳太子が平群に建てた熊凝精舎に遡ると伝わります。舒明天皇の百済大寺、天武天皇の高市大寺・大官大寺と名を変えながら国家の筆頭寺院として発展し、平城京遷都に伴って現在地へ移され、大安寺と改称されました。唐から帰国した僧の道慈が造営に関わり、長安の西明寺を模した伽藍だったとされます。日本三大寺の筆頭に挙げられる古刹です。

【特徴】

奈良時代の大安寺は東大寺や興福寺と並ぶ大寺院で、平城京左京六条・七条にまたがる広大な寺域に、東西二基の七重塔がそびえる壮大な伽藍を構えていました。インド僧の菩提僊那や唐僧の道璿ら渡来僧が滞在し、887人もの学僧が修学したと伝わる国際的な仏教研究の拠点でした。本尊は十一面観音で、天平期の木彫仏9体が伝わり、いずれも国の重要文化財に指定されています。

【見どころ】

現在の大安寺は本堂と嘶堂などを中心とした落ち着いた境内で、木造十一面観音立像や馬頭観音立像などの天平仏を拝観できます。南へ歩くと史跡「大安寺旧境内」の塔跡があり、一辺約21mの東塔・西塔の基壇跡が公園として整備され、高さ約70mと推定される七重塔の規模を実感できます。境内では1月23日の「光仁会」で、青竹の筒に注いだ笹酒がふるまわれ、癌封じの祈願に多くの参拝者が訪れます。

【トリビア】

笹酒の由来は、光仁天皇が若い頃に大安寺を訪れ、竹に注いだ酒を飲んで長寿を保ったという伝承にあり、『続日本紀』には桓武天皇が光仁天皇の一周忌法要をここで営んだ記録が残ります。平安時代以降は火災や勢力の衰えで伽藍を失い、江戸時代には小さな堂が残るのみとなりました。現在は毎年6月23日に「竹供養」も営まれます。大安寺は南都七大寺の一つでもあり、日本三大寺の筆頭に数えられています。

📅 最終更新: 2026/9/7
大安寺
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です