越後七不思議は、越後国すなわち現在の新潟県各地に伝わる不思議な事柄を集めたもので、なかでも親鸞聖人の流罪伝説にまつわる七つが代表とされます。鳥屋野の逆さ竹、山田の焼鮒、八房の梅、珠数掛桜、保田の三度栗、繋ぎ榧、片葉の芦がそれにあたりますが、顔ぶれは資料によって入れ替わるとされます。伝承地は新潟市から阿賀野市、田上町、上越市まで県内各地に点在しています。
A.七つとも親鸞聖人の流罪伝説にまつわる言い伝えです。建永二年に越後へ流された親鸞聖人が杖を挿した、焼いた鮒を池へ放した、梅干しの種や焼き栗、榧の実を植えたといった話が、それぞれの土地の不思議として語り継がれています。
A.顔ぶれは資料によって入れ替わるとされます。代表とされるのは鳥屋野の逆さ竹、山田の焼鮒、八房の梅、珠数掛桜、保田の三度栗、繋ぎ榧、片葉の芦の七つで、伝承地は新潟市から阿賀野市、田上町、上越市まで県内各地に点在しています。
A.鳥屋野の逆さ竹、珠数掛桜、繋ぎ榧の三つです。鳥屋野の逆さ竹は大正十一年に鳥屋野逆ダケの藪の名で、珠数掛桜は昭和二年に梅護寺の珠数掛ザクラの名で指定され、繋ぎ榧の指定名称は了玄庵のツナギガヤです。
A.七つとも新潟県内にありますが、上越市の片葉の芦だけが大きく離れ、ほかの六つとは直線距離で約100〜110kmあります。八房の梅と珠数掛桜はどちらも阿賀野市の梅護寺の境内にあり、鳥屋野の逆さ竹と山田の焼鮒も直線距離で約1kmの近さです。
A.山田の焼鮒が魚を主役にした不思議です。越後を去る親鸞聖人の送別の宴に出された焼いた鮒を、聖人が念仏を唱えて池へ放すと生き返って泳ぎ出したと伝えられ、以来この地では体に焦げ目のような模様をもつ鮒がとれるようになったと語り継がれています。