津山城

(つやまじょう)
切り替え:📍 中国岡山県 津山市🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

森忠政によって12年の歳月をかけて築かれました。明治の廃城令で建物は取り壊されましたが、地上から45mにも及ぶ立派な石垣が当時の威容を伝えています。「さくら名所100選」にも選ばれており、春には約1000本の桜が石垣を埋め尽くすように咲き誇ります。

【歴史】

岡山県津山市にある津山城は、関ヶ原の戦いののちに美作18万6500石を与えられた森忠政が築いた城です。忠政は本能寺の変で討たれた森蘭丸の弟にあたり、鶴山(かくざん)と呼ばれた丘に1604年から築城を始め、1616年に完成させるまで12年もの歳月を費やしました。あわせて碁盤の目状の城下町の整備も進められ、以後の津山は美作地方の政治と経済の中心地として大いに栄えました。

【特徴】

津山城は、平野の中の小高い丘を利用して築かれた平山城の代表格で、姫路城や松山城とともに日本三大平山城に数えられます。かつては五重の天守がそびえ、櫓の数は77棟にのぼって、76棟の広島城や61棟の姫路城をしのぐ全国屈指の規模を誇りました。明治6年の廃城令によって建物はことごとく取り壊されましたが、高いところで地上45メートルに達する壮大な石垣が往時の威容を今に伝えています。

【見どころ】

城跡は鶴山公園として整備され、「日本さくら名所100選」にも選ばれた西日本有数の桜の名所として親しまれています。春には約1000本の桜が段状に重なる石垣を覆うように咲き誇り、夜間のライトアップでは石垣と花が幻想的に浮かび上がります。2005年には築城400年を記念し、絵図や古写真をもとに備中櫓(びっちゅうやぐら)が木造で復元され、天守台からは市街地と山並みを一望できます。

【トリビア】

本丸・二の丸・三の丸を雛壇のように重ねた縄張りは「一二三段(ひふみだん)」と呼ばれ、丘の斜面を巧みに使いこなした平山城ならではの工夫として知られています。復元された備中櫓は、櫓でありながら内部が畳敷きで御座之間や茶室まで備えた御殿建築で、その名は森忠政の娘婿にあたる鳥取城主・池田備中守長幸にちなむと伝わります。積み方の違う石垣を見比べるのも楽しみです。

📅 最終更新: 2026/9/17
津山城
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です